素浪人罷り通る 去るも地獄残るも地獄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:35 UTC 版)
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宿場で食事をしている春夏秋冬のもとに、少年が駆け込んできた。少年に手渡された紙には、「この子をたのむ」と書かれている。その紙を書いたという少年の父のもとへ急ぐふたりだったが、父は浪人に斬られてしまう。父を葬る少年と春夏秋冬。その少年三太が父に持たされたという金で一宿一飯の恩義になる春夏秋冬。翌日、三太を叔母ゆきが住む家に送り届けた春夏秋冬は、村の酒場もずやへと立ち寄る。もずやの女お紋は酒代は八文だと言うが、春夏秋冬は六文にまけてもらう。そんな中もずやにチンピラまがいの浪人たちが現れ、ひと悶着あった末、三太の父を斬った浪人仙十郎と再会する春夏秋冬。名前を聞かれた春夏秋冬は、「六文銭」と名乗るのだった。仙十郎に連れられ代官屋敷に着いた春夏秋冬。反抗する農民たちに対抗するため、用心棒になるよう誘いをかける代官赤沼。屋敷には浪人たちが二十人居た。給金は一人月六両、全部で月百二十両。金の出所を訝る春夏秋冬に、黒幕は名主であるという仙十郎。その名主三右衛門のもとへ案内された春夏秋冬は、名前を聞かれ「赤猫鯉衛門」と名乗り、剣の流派を聞かれると「春夏秋冬流」と答える。三右衛門の屋敷から出る春夏秋冬。突如現れた農民作造は、彼を農民たちが集まる真命寺へ連れ込む。代官と名主は結託し、支払えないほどの年貢を取り立てているという。仲間になるよう迫る農民たちを制止し、春夏秋冬はもずやへ向かう。
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