精神鎮静法の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/15 16:17 UTC 版)
吸入鎮静法 ・一般的に笑気が使用される。笑気は酸素と混合して鼻マスクで投与されるが、30%以下の低濃度が使用されるため安全性は高いが鎮静効果には個人差がある。一般開業歯科医師であっても、安全に実施できる。 静脈内鎮静法・ミタゾラムなどの鎮静剤やプロポフォールのような静脈麻酔剤を使用する事が多い。使用量が過剰となると自発呼吸や防御反射が消失するため、全身麻酔に準じた事前検査(心電図や血液検査など)全身管理のモニター・施設・知識・経験を必要とする。 2008年(平成20年)4月から、健康保険において「歯科治療時の静脈内鎮静法」に120点の算定が可能になった。しかし静脈内鎮静法の実施には全身麻酔に準じた知識・経験が必要であるため、一般の開業歯科医師が行う機会は現時点では少ないと思われる。一部、インプラント治療(自費診療)を積極的に行っている歯科医院では、治療時の痛みや恐怖感を和らげるために、あるいは術中の全身管理のために,歯科麻酔科学を会得している者を臨時で雇い入れ、静脈内鎮静法を実施しているところもある。
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