筆記による表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:04 UTC 版)
細かい文体は、医療機関や医師によって差がある。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}例:アローゼン (0.5) 2P 2×朝夕食後 14TD読み方:アローゼン0.5gの2包を2回に分けて朝夕14日分 この文章の意味は、アローゼンという1包0.5gの粉薬を1日2包 (2P)、朝夕で2回 (2×) に分けて飲むを14日分ということである。 他によく使われる記号としては、Tがタブレットすなわち錠剤、Cがカプセルのことである。また、×の代わりに分という記載をすることもある。服薬歴を聞かれた場合には、基本的に1日の総量で答えるのが親切である。上の例ではアローゼンを1日1gと答えればよい。しかし、処方箋に統一した書き方が存在せず、様々な表記法を知らねば対応は困難である。 その他の、以前にはよく見られた表記を挙げる。 M: ドイツ語の朝 Morgen N: ドイツ語の昼食後 Nachmittag A: ドイツ語の夕方 Abend ndE: ドイツ語の毎食後 nach dem Essen vds: ドイツ語の就寝前 vor dem Schlafen bid: 一日二回投与 ラテン語 bis in die tid: 一日三回投与 ラテン語 ter in die qid: 一日四回投与 ラテン語 quarte in die do. : 英語 ditto (=the same) の略語。ラテン語の dicere(言う) → イタリア語 dire(言う)の過去分詞 detto から英語に変化したものと考えられている。
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