筆名の使い分け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:07 UTC 版)
2006年11月14日、BBC(BBC Four)で放送されたインタビューで、バンクスは2つの筆名を使い分ける理由を説明した。両親は Iain Menzies Banks と名づけたのだが、父親が出生届けを出すときに誤って Iain Banks と届け出てしまった。つまり、ミドルネームが非公式なものとなったが、彼はその名を使い続け、処女作『蜂工場』を出版社に送ったときも Iain M. Banks と署名していた。しかし、編集者が 'M' を取ったほうがいいのではないかと提案した。その編集者は Rosie M. Banks (P・G・ウッドハウスのユーモア小説に登場する小説家の名前)と混同されることも懸念していた。主流文学を3作出版した後で、最初のSF作品 "Consider Phlebas" が出版されることになった。このとき、主流小説とSF小説を区別するため、バンクスの方から 'M' を復活させることを提案した。もっとも、彼は全く別の筆名も考えていた。それは John B. Macallan という名前で、彼の好きなウィスキーの名前(ジョニー・ウォーカーの黒ラベルとマッカラン)を組み合わせたものであった。
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