第32番以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 09:29 UTC 版)
「42の奇想曲もしくは練習曲」の記事における「第32番以降」の解説
重音奏法の曲ばかりであり、演奏者には負担が大きいがヴァイオリンの能力を最大限に発揮させる至芸作品ともいえ是非とも習得することが求められている。また無伴奏曲(バッハ、マックス・レーガー、ベラ・バルトーク、パガニーニ)への導入でもあり、ヴァイオリン演奏が和声を獲得し、鍵盤楽器演奏に勝ることを示す重要な作品群である。 第32番:ヘ長調 音階と繋留音とを鳴らす練習。 第33番:ヘ長調 三度の和声とその滑らかな進行の練習。 第34番:ニ長調 16分音符で移弦と重音奏法を組み合わせている。 第35番:変ホ長調 行進曲風の中に付点リズムを取り入れている。 第36番:ホ短調 ヴィオッティ運弓と三度の和声。 第37番:ヘ短調 上げ弓・下げ弓と重音の組み合わせ。 第38番:ニ長調 軽快な重音奏法と主旋律・伴奏的和声の両立。 第39番:イ長調 伴奏的和声を取り入れた重音奏法と歌謡的な奏法の両立。 第40番:ヘ長調 伴奏的和声を取り入れた重音奏法のすべてを盛り込んだもの。最も重要とされている。 第41番:変ロ長調 重音とトリルとの組み合わせ。 第42番:ニ短調 スタカートと重音奏法との組み合わせ。
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