第一期整備とは? わかりやすく解説

第一期整備(2012年-2015年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 13:55 UTC 版)

等々力陸上競技場」の記事における「第一期整備(2012年-2015年)」の解説

第一期整備は、3400人収容メインスタンド3階建て)を全面改築して6階建てのメインスタンド構築するというもので、2年半の工期により実施された。この間2013年・2014年シーズン)もフロンターレ試合陸上競技会を行えるようにするため、2012年12月から2013年3月末にかけて、メインスタンド陸上トラックの間に仮設メインスタンド設置された。仮設メインスタンドでの運営間中、フロンターレホームゲームの場合、約2500席の減少となり、走り幅跳び走路の上仮設メインスタンド構築したため 一時的に日本陸連第一種公認要件を満たさなくなったこの期第三種格下げ)。 設計にあたっては、Jリーグ各会場スタンドスロープ角度測定され、さらに1998 FIFAワールドカップ決勝会場スタッド・ド・フランスVfLヴォルフスブルク本拠地フォルクスワーゲン・アレーナさらにはプロ野球広島東洋カープ本拠地MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島参考にされた。新たなメインスタンドフィールド部分を約110cm掘り下げることでフィールドレベルに近づけ、高齢者子供連れ家族配慮して下層部は傾斜緩やかに設計され、さらに子供ステージで遊ばせられるファミリーシートや、2人1組ペアシートなどJリーグ初の席種採用された。一方上層部前方せり出し上で徐々に傾斜急になるように設計されており、完成したメインスタンド見た中村憲剛は「カンプ・ノウみたい」と呟き川崎フロンターレ関係者は「あり得ない光景」と驚嘆した。 この改修により、実勢収容人員Jリーグ公式届出)は26,530人(メイン7,281人、バック・ゴール裏19,249人) となった当初メインスタンド1万規模改修することが予定されていた が、観客利便性配慮して通路増やし、かつ座席も全席跳ね上げ式とした上でカップルホルダー・ひじ掛け背もたれ設置するなど快適性配慮した 結果、7200席規模収容人員とどめている。 第一期改修では、大型映像装置更新行われホーム(北)側の従来ビジョン三菱電機製オーロラビジョン)に加えこれまで得点掲示のみ表示していたアウェー(南)側スタンドにもビジョン富士通フロンテック製)が設置されることになった照明設備について一部変更がなされ、メインスタンドこれまでの鉄塔式2基が撤去される代わりにメインスタンド新設され屋根インサートする形で、LED方式のものを、Jリーグ開催スタジアムとして初め設置したこの他メインスタンドバックスタンドサイド部分)が途切れた部分スタジアム全体南西側に高さ9mの防風壁を設置し直線走ってゴールに向かう選手跳躍を行う選手への向かい風弱めようとした。 なお当初は、トラックレーンレンガ色からフロンターレチームカラー青色変更する予定であったが、日本陸上競技連盟から「この大会出場選手選考会となる北京オリンピックと同じ、選手慣れ親しんだ色にしてほしい」と要請を受け、この時の計画は一旦断念された が、2019年第1種公認陸上競技場復帰向けたトラック舗装改修工事にて、川崎Fからの要望受け入れてブルートラック変更する工事行い、同3月改修完了した後述)。

※この「第一期整備(2012年-2015年)」の解説は、「等々力陸上競技場」の解説の一部です。
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