等々力陸上競技場
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等々力陸上競技場(とどろきりくじょうきょうぎじょう)は、神奈川県川崎市中原区の等々力緑地内にある陸上競技場兼球技場。施設は川崎市が所有し、公益財団法人川崎市公園緑地協会が指定管理者として運営管理を行っている。
注記
- ^ フロンターレの観客動員数トップ10の中に4試合レッズ戦が含まれている。
- ^ クラブ設立時は稲城市が1971年の市制施行を控えた南多摩郡稲城町、川崎市は政令指定都市移行前で多摩区は未設置。
- ^ これについて、読売新聞社の記者として読売クラブの設立に関わり、『サッカーマガジン』でも長年記事を書いていた牛木素吉郎は、「(1993年の)何年か前に、読売新聞社社長の小林與三次氏(現会長)が、パーティーの席で川崎の市長さんに話しかけられた。『等々力の新しいスタジアムを活用するために協力してもらえないだろうか』。これに対して小林社長が『それじゃあ、うちのサッカーチームに話してみよう』と答えた。これが、きっかけだった。等々力は、多摩川を隔てて東京のすぐ向こう側である。だから、そんなに違和感はなかったのである。」とする記事を『サッカーマガジン』1993年12月29日号に執筆し、これを自身が主催する「ビバ!サッカー研究会」のアーカイブ内に掲載している[9]。
- ^ ヴェルディの等々力ホームゲームで1993年のホーム第2戦(第9節)・ガンバ大阪戦から続いた観客数1万人超え連続記録は54試合目となる1997年のホーム第3戦(第5節)・サンフレッチェ広島戦にて途切れ、経営陣が移転を決断した1999年には12試合中1試合のみとなっていた[10]。
- ^ 前節終了時の結果でアントラーズとフリューゲルスとの間には得失点差で15点の大差があり、マスメディア各社ではアントラーズの優勝が決定的と報じられていた。
- ^ フロンターレの中村憲剛は2017年のJ1優勝時に「このクラブに入団したのが雨の日になると三、四千人しか集まらない2003年」と自身のブログで書いている[12]。
- ^ 「明日も」は、SHISHAMOのヴォーカル・宮崎朝子が川崎フロンターレ戦でのサポーターの応援に心を打たれて作ったものであるといい[18]、同局のPV(フカツマサカズ監督)[19] も、PV撮影としては初めて等々力陸上競技場のフィールド内を使用して行われた[18]。
- ^ この大規模改修に伴い、フロンターレは2001年シーズン終盤のJ2公式戦4試合を長野市営陸上競技場と東京都内の3会場(江戸川・西が丘・町田)で開催した。
- ^ トヨタカップでは2002年にレアル・マドリード、2003年にACミランが練習で使用し、サインボールやユニフォームなどを残している[23]。
- ^ このうち、投てき競技のみは補助競技場を使用する。
- ^ サッカーでは現在のイギリス(連合王国)を構成する4地域が独自の協会を持ち、それぞれの代表チームを有しているが、女子についてはイングランド代表のメンバーや成績を元にした「イギリス女子代表」が編成されることになり、東京オリンピックへの出場権を獲得した。男子では「イギリス男子代表」の編成は見送られ、出場しないことになった。
- ^ この他、川崎市内では川崎市スポーツ・文化総合センター(カルッツ川崎)と川崎富士見球技場(富士通スタジアム川崎)をイギリスパラリンピック選手団が使用[25]。
- ^ 第二期整備に着手するために市債の繰上償還が必要となるため。
- ^ 本来、急勾配の観客席は陸上競技を見るのには不向きであるが、川崎市陸上競技協会が『フロンターレが最も使用するわけだし、陸上競技で上層スタンドを開放することはめったにないから』との理由でこの構造を容認したという[34]。
- ^ スタジアムの定める公称収容人員である27,495人から、Jリーグの定める実勢入場可能人数の考え方に沿って、見切り席や記者席・来賓席など、一般発売しない座席などを省いた数値。なお当日の実際の収容可能人数は、ホームとアウェーの緩衝地帯(一部立ち入り禁止区域)などにより、若干変動が生じる。
- ^ 2016年度までは、「個別席を完備したスタジアムの使用を強く勧告する」としていた
- ^ 実際にはACLグループステージに進出したため、ルヴァンカップのシード対象となり、同大会のグループステージ参加は免除された。
- ^ 2016年リオデジャネイロオリンピックで陸上競技のメイン会場として使用されたエスタジオ・オリンピコは青色のトラックだった。一方、2020年東京オリンピックのメイン会場として使用される国立競技場は旧競技場(霞ヶ丘競技場)を引き継いだレンガ色のトラックとなる。
- ^ 東急と前田建設工業合弁のPPP/PFIマネジメント会社
出典
- ^ “等々力陸上競技場 メインスタンド”. 日本設計. 2019年7月13日閲覧。
- ^ a b https://league-one.jp/match/23989 第3節 カンファレンスA (D1-M15) - vs.静岡ブルーレヴズ
- ^ 富士通、等々力陸上競技場のネーミングライツ契約を締結 愛称は「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」(富士通)・「等々力陸上競技場」の愛称が「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」に決まりました!(川崎市)
- ^ “等々力陸上競技場第2期整備・「整備の基本方針」(案)の策定について” (PDF). 川崎市. p. 2 (2017年5月23日). 2019年5月3日閲覧。
- ^ 等々力緑地概要(P9「主な施設」、P10「等々力陸上競技場」の各項参照)
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- ^ “大人の女性にうれしい快適スタジアム!「川崎フロンターレ」”. FRaU (2017年2月25日). 2019年8月2日閲覧。
- ^ “牛木素吉郎サッカーマガジン・アーカイブス、『サッカーマガジン』1993年12月29日号、「ヴェルディのホームは?」”. ビバ!サッカー研究会. 2019年8月1日閲覧。
- ^ “J1リーグ・ヴェルディの等々力陸上競技場での全戦績”. J.LEAGUE DataSite. 2019年8月2日閲覧。
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- ^ “澤穂希、現役最後の試合で自ら決勝ゴール【画像集】”. ハフポスト日本版. 2019年8月1日閲覧。
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- ^ 【お知らせ】10/22(月)富士通戦 フィールド長の変更について
- ^ https://rarea.events/event/175119 <ラグビーリーグワン>等々力競技場で初開催【2023年1月7日】ブレイブルーパス東京VS静岡ブルーレヴズ 神奈川・東京多摩のご近所情報 レアリア (2023.01.02)
- ^ “SHISHAMOワンマンライブ、無念の直前中止”. 日刊スポーツ. (2018年7月28日) 2018年8月8日閲覧。
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- ^ SHISHAMO「明日も」 - YouTube(公式PV)
- ^ “FROIDAY NIGHT J.LEAGUE Powered by DAZN 5/17 名古屋「SHISHAMO ハーフタイムショー出演決定」お知らせ”. 川崎フロンターレ (2019年4月22日). 2020年5月21日閲覧。
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- ^ “"SHISHAMO NO 夏MATSURI!!! 〜おまたせ川崎2020〜" 中止のお知らせ”. SHISHAMO公式サイト (2020年1月28日). 2020年8月26日閲覧。
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- ^ “等々力陸上競技場メインスタンドのリニューアルオープンについて(その2)” (PDF). 川崎市 (2015年2月3日). 2018年5月1日閲覧。
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