積極的安楽死とは? わかりやすく解説

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せっきょくてき‐あんらくし〔セキキヨクテキ‐〕【積極的安楽死】

読み方:せっきょくてきあんらくし

安楽死一つ本人自発的な意思により、致死量薬物の投与を受けるなどして、病苦などを避けて死に至ること。日本では処置行った医師らは殺人罪対象となりうるが、1)耐え難い苦痛がある、2)死期迫っている、3)他に苦痛和らげる方法がない、4)本人明確な意思表示がある、などの要件満たす場合限り許容されるとした判例がある。→消極的安楽死


安楽死

(積極的安楽死 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 09:10 UTC 版)

安楽死(あんらくし、英語: euthanasia)とは、または動物に苦痛を与えずにに至らせることである。一般的に、終末期患者に対する医療上の処遇を意味して表現される。


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積極的安楽死(処方による安楽死)

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安楽死」の記事における「積極的安楽死(処方による安楽死)」の解説

積極的安楽死(せっきょくてきあんらくし、英語: positive euthanasia , active euthanasia)とは、致死性薬物服用または投与により、死に至らせる行為である。医療上の積極的安楽死の場合は、耐えがたい苦しみ襲われている患者や、助かる見込みのない末期患者自発的意思に基づき医師致死性薬物注射する。または医師処方した致死患者自身意思服用する医師による自殺幇助を指す。医師助けを得つつ、致死等で死を選ぶ安楽死が積極的安楽死と呼ばれる欧州では、本人望んだ場合ベルギーオランダルクセンブルクスペイン安楽死合法化している。キリスト教国で自殺を罪としているコロンビアでも1997年南米初に尊厳死末期疾患本人意思による自殺ほう助を非犯罪化した。さらに2021年7月には高等裁判所が「尊厳ある死の権利」を末期疾患患者以外にも適用拡大することを認めたコロンビア国民のほとんどがカトリック教徒で、教会安楽死にも自殺ほう助にも断固反対しているが、 南米であった

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