磁荷に関するクーロンの法則とは? わかりやすく解説

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磁荷に関するクーロンの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 02:22 UTC 版)

クーロンの法則」の記事における「磁荷に関するクーロンの法則」の解説

E-H対応では、磁気に関して電気対称的に磁荷帯びた粒子間に働く力として磁荷に関するクーロンの法則を導入する。ただし、実際に磁荷電荷とは異なり分割はできず(どんなに細かくしても必ずN極S極対になる)、磁気単極子2022年現在つかっていない。ここでは仮想的な概念として磁荷取り扱う。位置 r 1 {\displaystyle {\boldsymbol {r}}_{1}} にある磁荷 m 1 {\displaystyle m_{1}} の粒子位置 r 2 {\displaystyle {\boldsymbol {r}}_{2}} にある磁荷 m 2 {\displaystyle m_{2}} の磁荷から受ける力を F m {\displaystyle {\boldsymbol {F}}_{\mathrm {m} }} とすると、真空中では F m = m 1 m 2 4 π μ 0 r 1 − r 2 | r 1 − r 2 | 3 {\displaystyle {\boldsymbol {F}}_{\mathrm {m} }={\frac {m_{1}m_{2}}{4\pi \mu _{0}}}{\frac {{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}}{|{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}|^{3}}}} となる。 μ 0 {\displaystyle \mu _{0}} は真空の透磁率(≈ 1.256637062×10−6 H/m)である。 また次のようにも考えられるF m = m 1 H , H = μ 0 − 1 B , B = m 2 4 π r 1 − r 2 | r 1 − r 2 | 3 {\displaystyle {\boldsymbol {F}}_{\mathrm {m} }=m_{1}{\boldsymbol {H}},\quad {\boldsymbol {H}}=\mu _{0}^{-1}{\boldsymbol {B}},\quad {\boldsymbol {B}}={\frac {m_{2}}{4\pi }}{\frac {{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}}{|{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}|^{3}}}} 一般媒質の構成方程式は、E-H対応では、磁気分極 P m {\displaystyle {\boldsymbol {P}}_{\mathrm {m} }} を用いて B = μ 0 H + P m {\displaystyle {\boldsymbol {B}}=\mu _{0}{\boldsymbol {H}}+{\boldsymbol {P}}_{\mathrm {m} }} となる。 E-B対応では、磁気原因磁荷ではなく微小なループ電流求め、 H {\displaystyle {\boldsymbol {H}}} ではなく B {\displaystyle {\boldsymbol {B}}} を磁気力場とする。距離 r {\displaystyle r} 離れた平行電流 I 1 {\displaystyle I_{1}} 、 I 2 {\displaystyle I_{2}} があるとき、 I 1 {\displaystyle I_{1}} の長さ l {\displaystyle l} の部分が受ける力は以下のようになる。(アンペールの法則) F = ( I 1 l ) B , B = μ 0 H , H = I 2 2 π r {\displaystyle F=(I_{1}l)B,\quad B=\mu _{0}H,\quad H={\frac {I_{2}}{2\pi r}}} 一般媒質の構成方程式磁化 M {\displaystyle {\boldsymbol {M}}} により、以下のようになる。 H = μ 0 − 1 B − M {\displaystyle {\boldsymbol {H}}=\mu _{0}^{-1}{\boldsymbol {B}}-{\boldsymbol {M}}}

※この「磁荷に関するクーロンの法則」の解説は、「クーロンの法則」の解説の一部です。
「磁荷に関するクーロンの法則」を含む「クーロンの法則」の記事については、「クーロンの法則」の概要を参照ください。

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