用字_(Unicode)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 用字_(Unicode)の意味・解説 

用字 (Unicode)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/10 04:46 UTC 版)

Unicodeにおける用字(ようじ)[1]またはスクリプト英語: script)とは、1つ以上の書記体系でテキスト情報を表すために使用される文字その他の表記記号の集合である[2]。用字の中には、1つの表記体系と言語でしか使用されないものもある(アルメニア語でしか使用されないアルメニア文字など)が、様々な表記体系で使用されるものもある。例えば、ラテン文字は、英語フランス語ドイツ語イタリア語ベトナム語ラテン語、その他多くの言語で使用される。いくつかの言語は、複数の代替表記体系を利用するため、いくつかの用字も使用する。トルコ語オスマン語)では、20世紀以前にはアラビア文字が使用されていたが、20世紀初頭にラテン文字に移行した。各用字を使用する言語の一覧については、文字体系別の言語の一覧を参照のこと。用字を補完するものとして、記号英語版とUnicode制御文字がある。 統合発音区別符号や統合句読文字は、"common"(共通)や"inherited"(継承)の用字属性を持つことがよくある。 しかし、個々の用字もそれ自身の句読文字や発音区別符号を持っているので、多くの用字は文字だけでなく発音区別符号やその他の記号、句読点、数字、その用字に固有の記号やスペース文字を含んでいる。


  1. ^ JIS X 0221:2014 4.50に規定するscriptの日本語訳
  2. ^ Glossary”. unicode.org. 2019年5月16日閲覧。
  3. ^ Unicode Character Database: Scripts”. unicode.org. 2019年5月16日閲覧。
  4. ^ “Chapter 14: Additional Ancient and Historic Scripts”. The Unicode Standard, Version 6.2. Mountain View, CA: Unicode, Inc. (September 2012). pp. 473. ISBN 978-1-936213-07-8. https://www.unicode.org/versions/Unicode6.2.0/ch14.pdf 
  5. ^ https://www.unicode.org/roadmaps/ Roadmaps to Unicode
  6. ^ UAX #24: Unicode Script Property”. www.unicode.org. 2019年5月16日閲覧。


「用字 (Unicode)」の続きの解説一覧

「用字 (Unicode)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「用字_(Unicode)」の関連用語

用字_(Unicode)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



用字_(Unicode)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの用字 (Unicode) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS