生産と輸出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/02 02:30 UTC 版)
1100はデビュー翌年の1968年には138,242台を生産、ピークの1973年には30万台近くを生産してフランスのベストセラーカーの一つとなった。ただ、車体の防錆性能の低さやタペット音の出やすいエンジンなどの問題点も指摘され、輸出先の欧州各国ではそれほど成功しなかった。クライスラー販売網を通じての米国輸出も安全・公害規制への対応が進まず、間もなく中止された。日本へも当時の総代理店・国際興業を通じて若干数が輸入されたが、対米輸出中止と同じ理由で1970年頃にはシムカ車自体の輸入が途絶えた。 1977年、後継車種としてオリゾンが登場すると1100の生産台数は142,000台に急落、翌1979年には72,695台となったが、廉価版としてバリエーションが整理された上で、1979年にはタルボ・シムカ・1100、1980年以降はタルボ・1100と名称を変え、フランス国内専用車種として、LSとGLSの2グレードに整理された上で1982年まで生産された。最後の2年間は20,000台以下の生産であったが、15年間の生産台数は累計2,167,129 台に達し、スペインやスウェーデンでも生産された。
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