特筆される体重
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 14:01 UTC 版)
「カレル・ゴダン・ド・ボーフォール」の記事における「特筆される体重」の解説
2メートル近い身長と、118 ㎏とされる体重、靴のサイズは48(29 ㎝)という大男であり、このことからゴダン・ド・ボーフォールは「太っちょポルシェ」(Fatty Porsche)とも呼ばれた。体重は常に100 ㎏と120 ㎏の間で、F1では他のドライバーより数十㎏重く、これはどのサーキットでもラップタイムに1秒以上は影響を与えていたと考えられている。 ゴダン・ド・ボーフォールはそれほどプロ化が進んでいなかった時代のF1ドライバーではあるが、F1が始まった1950年代までさかのぼっても、体重が100 ㎏を超える他のドライバーの例は知られておらず、ゴダン・ド・ボーフォールの体重はしばしば特筆される。1960年代当時もその体重は特に予選では大きなハンデとなったことから、ゴダン・ド・ボーフォールは減量を試み、オランダの柔道家アントン・ヘーシンクの指導の下、食事療法などによる厳しい減量プログラムを始めた。しかし、減量には失敗し、一時的に85㎏まで体重を減らしたが、めまいに苦しみ元の体重に戻ってしまった。 体の大きさそのものも問題を生み、その巨体は車には収まったものの、足が大きすぎ、レーシングシューズを履いた状態ではコクピット先端につま先が入らず、耐火テープを貼った靴下だけで運転したこともあったという。
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