ねっせんはんしゃ‐ガラス【熱線反射ガラス】
熱線反射ガラス
太陽光の遮熱対策として長い間、熱線吸収ガラスが利用されてきたが、ガラスに吸収された太陽熱は、高熱化したガラス面から室内へ放熱される短所が避けられなかった。その改善策として、ガラス表面に金属の薄膜をコーティングして開発された。コーティング材料は摩擦耐久性に優れるチタニウムが代表的である。シルバーは熱線反射性がより高いが摩擦耐久性に劣るため、合わせガラスの中間膜に接する面側にコーティングして使われるものの、高価なため利用は少ない。熱線反射膜は電波の遮蔽性も同時に有し、ガラスアンテナの性能や携帯電話の通話に影響する。サンルーフやサイドドア、バックドア用ガラスに多く使用されている。
参照 熱線吸収ガラス熱線反射ガラス(JIS R 3221)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 11:56 UTC 版)
「窓ガラス」の記事における「熱線反射ガラス(JIS R 3221)」の解説
表面に金属酸化物を塗布し、熱線を反射する効果を持たせたガラス。昼間の屋外からは鏡のように見え、屋内からは普通のガラスと同様に見えるハーフミラー効果がある。スパッタリングによって屋内側の面に金属酸化物を塗布したものは、高性能熱線反射ガラスと呼ばれる。
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