温罨法
温罨法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/30 16:56 UTC 版)
温罨法(hot compress)を行うと、血管が拡張されるため血液やリンパ液の循環がよくなり、細胞の新陳代謝も期待できる。効果としては、痛みを和らげたり、腸の蠕動(ぜんどう)運動が改善されて排便を促すことができる。さらに、入眠促進、リラクゼーションのほか、体温が下がっている場合には保温の効果もある。 温罨法は大きく「湿性温罨法」と「乾性温罨法」の2種類に分かれ、湿性温罨法はタオルや布にお湯を浸して患部を温めるものから、温湿布、温パップなどを使う。乾性温罨法は、湯たんぽ、カイロ、電気毛布、電気あんかなどを使って温める。湯たんぽは、横にしておいてお湯を注ぐ。3分の2くらいまで、お湯は60°C。出血傾向、知覚の麻痺、消化管穿孔などがあるときや、身体が衰弱しているときは控えること。
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