渡す

デジタル大辞泉

わた・す【渡す】

読み方：わたす

［動サ五（四）］

１ 人や荷物を舟で向こう岸に運ぶ。「船で人を—・す」

２ 物の上を越えて、一方から他方へ物がとどくようにする。またがらせる。かける。「橋を—・す」「綱を—・す」

３ こちらの手から相手の手へ移す。手渡す。「書類を—・す」「バトンを—・す」

４ 自分の持っているもの、権利などを他の人に与える。「土地を人手に—・す」

５ 人や物を他の場所に移す。

「明け暮れながめ侍る所に—・し奉らむ」〈源・若紫〉

６ 通りなどを歩かせる。引きまわす。

「捕(と)られし人々は、大路を—・してかうべをはねられ」〈平家・灌頂〉

７ 馬で、川などを渡る。

「この御馬で宇治川のまっ先—・し候ふべし」〈平家・九〉

８ 神仏の力で、迷っている人々を救う。済度する。

「人—・すことも侍らぬに」〈源・東屋〉

９ （他の動詞の連用形に付いて）その動作が行き渡るようにする。「見—・す」「張り—・す」

[可能] わたせる

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渡す

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 05:21 UTC 版)

和語の漢字表記

渡す（わたす）

1. わたす　参照

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「渡す」の例文・使い方・用例・文例

• 敵にとりでを明け渡す
• 部屋を明け渡すときは４週間前にお知らせ願います
• だからといって彼にしょっちゅうお金を渡すべきだというわけじゃないよ
• 湖をすっかり見渡す
• 彼がこっそり工事の人に金を渡す
• この機械で食券を買って、それをお店の人に渡すんですよ。
• 望楼からは市の眺めを360度見渡すことができる。
• サバンナは見渡す限り広がっていた。
• クモの雄は触肢を使って雌に精子を渡す。
• お金を単に収税吏に渡すよりはいい投資法がある。
• 見渡す限りウシクサの原が広がっている。
• 株価指数先物取引では株券の受け渡しがないため、損益のお金を受け渡す差金決済となる。
• 契約書を手渡しで渡す
• 暇そうな人に業務を渡す
• 彼に、修正した資料を私に渡すように伝えてくれますか。
• 彼女は彼を裏切って暗殺者に引き渡すことを決心した。
• ブーケを手渡す
• 明日お土産を家族に渡すために帰省するつもりです。
• 私は来週まであなたにそれを渡すことができません。
• 彼は私にそのお土産を渡すために私の家に来た。