海外ルーツの日本人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:01 UTC 版)
古来より朝鮮半島と大陸から渡ってきた渡来人や帰化人も存在しており、ヤマト王権成立後は同化が進み大和民族(日本人)が形成された。 近現代においては国籍法に定める帰化によって、様々な外国人が日本国籍を取得することができた。朝鮮系日本人(2020年末までに韓国・朝鮮籍から日本に帰化した累積者数は383,991人)、中国系日本人(2020年末までに中国籍から日本に帰化した累積者数は149,948人)、台湾系日本人、ブラジル系日本人、アメリカ系日本人、ロシア系日本人、モンゴル系日本人、ベトナム系日本人、フィリピン系日本人、ペルー系日本人(2020年末までに韓国・朝鮮・中国以外の籍から帰化した累計者数は43,382人)などがある。 現代「何々系日本人」は帰化者に限らず海外ルーツの日本人を全般的に指す呼称として使われることがある。もっともこの呼称は多義的である。単にルーツあるいはその一部という属性を記述する場合もあれば、海外ルーツのない日本人との様々な隔たりを強調する意味が込められる場合もある。後者においては、一般の日本人と切り離されたマイノリティ集団の存在とその集団への帰属が含意されているが、それが当事者のアイデンティティ・生活様式の実態と合致しているとは限らない。
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