海上自衛隊及び航空自衛隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 07:54 UTC 版)
「自衛隊カンボジア派遣」の記事における「海上自衛隊及び航空自衛隊」の解説
自衛隊カンボジア派遣には、海上自衛隊及び航空自衛隊も加わった。 海上自衛隊は第1輸送隊司令を指揮官とするカンボジア派遣海上輸送補給部隊を編成する。同部隊は輸送艦「みうら」・「おじか」及び補給艦「とわだ」の計3隻、人員約390名によって構成されている。 派遣海上輸送補給部隊は、1992年9月17日に第1次派遣施設大隊の一部の人員や車両等を輸送するため、カンボジアへ向けて出港し、10月2日にカンボジアのシハヌークヴィル港に入港した。施設大隊に対する支援を終了し、12月14日にシハヌークヴィル港を出港して、補給艦「とわだ」は12月25日に呉港に、輸送艦の「みうら」「おじか」は、26日に横須賀港にそれぞれ帰港し、26日を以て派遣海上輸送補給部は編成を解かれた。派遣に際し隊員家族との連絡手段として補給艦「とわだ」内に郵便局が設置された。海上自衛隊の艦艇内に郵便局が設置されたのは自衛隊ペルシャ湾派遣時の補給艦「ときわ」に続き二例目である。 航空自衛隊は1992年9月21日以降に、第1次派遣施設大隊の第1次、第2次先遣隊の空輸支援のため、タイのウタパオ海軍基地に約20名、フィリピン・マニラ首都圏のニノイ・アキノ国際空港及びカンボジアプノンペンのプノンペン国際空港にそれぞれ数名の隊員を派遣した。その他、人員及び資器材の空輸を実施するため、カンボジアへ航空支援集団第1輸送航空隊(愛知県小牧市)のC-130H型輸送機を派遣した。 9月23日に小松基地から輸送機3機を、24日に輸送機3機を出発させる。9月27日及び28日に帰還する。また、10月26日以降、毎週1回程度の頻度で輸送機を連絡便として小牧基地とポチェントン空港の間に運航させ、派遣施設大隊が必要とする補給品やUNTACの必要とする機材等を空輸し、現地での活動を支援した。
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