永遠のディーバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:50 UTC 版)
「君たちに明日はない」の記事における「永遠のディーバ」の解説
株式会社ハヤマ 世界を代表する日本の楽器メーカーで、東証一部に上場している。1886年創業、資本金は300億円、売上高は3000億円、従業員は約2万人。関連子会社に『ハヤマ発動機』があり、バイクや漁船なども取り扱っていて、本家のハヤマよりも遥かに規模が大きい。少子化の影響もあり、教育楽器事業部門と管弦打楽器事業部門の二部門の採算が合わなくなったため、リストラを行うこととなった。リストラ内容は子会社のハヤマ発動機・電気バイク事業部門への転籍か退職かを迫るというもの。リストラの対象となる年代はいわゆるバブル期の入社組で、しかも当時は一芸入試が実施されていた世代である。通常の入社試験を経ていないため、どうにも能力にばらつきがある世代とされている。子会社への転籍という処遇が設けられているが、子会社の方が業績好調な上に規模も大きいということもあり、面接対象者には困惑した態度は見られるものの悲観的な様子は見られない。 飯塚正樹 46歳。管弦打事業部第三課課長。東京都杉並区生まれでA山学院大学卒業後、一芸入試でハヤマに入社した。大学時代にバンドを組んでおり、ハヤマ主催のコンクールで準優勝を果たしている。既婚ではあるが、子供はおらず共働き。部下からの評価としては、基本的には高く評価されているものの、目標達成意欲は低いとされている。妻は働いている上に子供もいないため、退職しても良いと考える一方で、かつては本気で音楽に取り組んでいたこともあって、このまま会社に残りたいと気持ちが揺れ動く。だが面接の際、真介から真介がかつてはプロライダーであったが挫折したこと、通っているバーの店主もかつてはU15の代表であったが他選手のレベルの高さを目の当たりにして挫折したことを聞かされ、自身も音楽の分野でプロを目指していたが挫折したことを思い起こす。挫折のきっかけとなった龍造寺みすづをインターネットで調べ、彼女を復活させられないかと思い立ち、子会社のレコード会社『ハヤマRCエンタテイメント』への転籍を直談判する。 龍造寺みすづ 飯塚のバンドと同じコンクールに出場していた。その時は飯塚を差し置いて圧倒的な歌唱力で優勝に輝いている。1966年生まれ、R&Bやゴスペルが得意分野。1980年代後半に一世を風靡したが、その後は人気は徐々に下火になり、アルバムは1998年、シングルは2002年を最後に発売されなくなり、その後から現在(作中時点で)はライブ活動が中心になっている。作中ではWikipediaに記事が単独立項されていたり、YouTubeにも動画がアップロードされているなど、一定の知名度を持っている。
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