止血機能に関する疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 08:49 UTC 版)
なおこの自然に備わった止血機能であるが、損傷も無いのに血液が凝固してしまうこともある。これは血栓と呼ばれ、別の問題を起こす。 その一方で先天性疾患などには凝固・線溶系疾患があり、こちらは血液の流出を停めようとする機能が弱いかほとんど無いために問題を起こす。 ビタミンKは血液凝固作用に影響し、この欠乏症は出血がなかなか止まらないなどの問題を起こす。しかし腸内細菌によっても合成されるため、大人は決定的な欠乏症を起こしにくいものの、抗生物質の摂取などにより腸内細菌の数を大幅に減らした場合や、腸内細菌叢が未発達な乳幼児などでは欠乏症を起こし血便などの形で問題を起こしやすい。この場合は食品から摂取することも可能である。
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