松平伊豆守信綱(まつだいら いずのかみ のぶつな)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 09:58 UTC 版)
「蛮勇引力」の記事における「松平伊豆守信綱(まつだいら いずのかみ のぶつな)」の解説
神機力都知事。石原の戦死後、都知事として信任される。全身が神機力によるアンドロイドで心臓部は取り外し可能なクリスタルの馬。これは選挙の際にまりに託され、彼女が信綱の対正雪政策に疑問を持った時、また正雪を打倒し平和が訪れた時に壊すよう言い含めた。ミスは一千万年に一度レベルの頭脳と圧倒的な戦闘力を誇り、演説用ボディで和を装備した丸橋と互角に戦い、支援攻撃として信綱の巨大な頭部のような観測衛星「松平伊豆守 子機」からのイリジウム弾砲撃で多数の人間を殺傷した。やすらぎ侵攻の際は不可視の罠と支援攻撃で正雪と丸橋を瀕死に追いやるが、徳川惑星とその親族には攻撃できないようプログラムされており、自身はそのことを知らされていなかった為正雪への砲撃要請が謀反と認識され自己崩壊、頭部を除き正雪に粉砕された。後に徳川惑星から戦闘用ボディ「銀河」を譲り受け強靭な攻撃力と自己再生する装甲を手に入れる。激闘の末張孔堂の逸品を備えた正雪の攻撃をあえて受け、前回の衝突で自分がシステムの一端に過ぎないと思い知ったこと、あの時人間だったならばと神機にあるまじき思想が芽生えそれを刈る為背信行為と知りながら正雪討伐の妨げとなる徳川保護プログラムを除去しこの場に臨んだこと、それでも正雪も丸橋も不屈の闘志を見せ自分に勝利し、神の機こそ人類唯一の光明だと思っていたがままならない人間だからこそ生み出せる可能性もあることに気づいたこと、人類の行く末を惑星と正雪の戦いの果てに見たことを告げ、死亡した。同時に心臓部もまりの眼前で砕け、最期の神機力で惑星の悪行を告発した。
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