東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動の意味・解説 

東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 20:08 UTC 版)

セキュリティダイヤモンド構想」の記事における「東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動」の解説

中国対外的な拡大戦略2015年発表され国防白書中国軍事戦略』に反映された。そこでは海軍の「近海防御遠海護衛融合」の方針打ち出されている。実際に東シナ海においては2008年12月中国公船2隻が沖縄県尖閣諸島周辺日本領海内に初侵入して以降頻繁に諸島周辺領海および経済水域侵入している。2010年9月には尖閣諸島周辺領海内で中国漁船海上保安庁巡視船衝突事件発生し2012年8月には香港活動家乗せた船舶尖閣諸島近く領海内に侵入し、さらに7人の活動家魚釣島不法上陸する事件発生した。 これに対し日本政府2012年9月尖閣諸島魚釣島北小島南小島の3島を地権者から購入した中国台湾日本政府による尖閣諸島国有化だとして強く反発し中国は既に常態化させていた公船による領海侵入エスカレートさせ、台湾領海侵入行った2019年以降中国船の領海侵入続いている。 南シナ海について中国2015年以降南沙諸島での地形埋め立て港湾滑走路など施設建設大規模に行っている。当初軍事基地はしないとのことだったが、軍事基地建設急激に進んでいる。2013年1月フィリピン中国提訴したことに始まる仲裁裁判では、2016年7月に、1:中国九段線囲った海域への歴史的権利UNCLOS違反し無効である 2:南シナ海海洋地勢法的地位に関する言及 3:中国南シナ海における海洋環境破壊するような建設活動及び漁業活動により、フィリピン主権的権利航行妨害されている 4:中国南シナ海における仲裁裁判開始後の行動仲裁裁判中の紛争悪化拡大自制求めUNCLOS違反する、という判断下した南シナ海判決)。この裁定に対して中国国を挙げて反発しており、中国外交部2016年7月13日に「裁定無効であり拘束力持たないため中国受け入れず認めない」という内容声明発表している。

※この「東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動」の解説は、「セキュリティダイヤモンド構想」の解説の一部です。
「東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動」を含む「セキュリティダイヤモンド構想」の記事については、「セキュリティダイヤモンド構想」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動」の関連用語

東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



東シナ海、南シナ海をめぐる中国の行動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのセキュリティダイヤモンド構想 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS