本土引き上げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/31 13:31 UTC 版)
昭和21年3月、引き揚げ船に乗って日本にやってきた。まず佐賀に上陸し、その後博多へ。進駐軍の病院の掃除夫の職を得るが、のちにチョコレートや砂糖、毛布などを闇市で売りさばくヤミ屋業も始める。半年ほどの間に2万円ほど稼いだ。福岡県庁民生課に出向き、「金はあるから土地を貸してくれ。家はオレが建てる」と持ちかけたが失敗。そんな時、ヤミ屋の仲間に福井でどぶろく(酒)を作って一儲けしようと声をかけられる。しかし、冬の豪雪にて小屋に閉じ込められた際、作った酒を自分たちで全て飲み干してしまう。資金も食料も底をつき、ついに喧嘩が始まった。怒号が飛び交う小屋を、虎彦は後にした。
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