映像の二次使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/01 18:33 UTC 版)
「ザ・バトル・オブ・チャイナ」の記事における「映像の二次使用」の解説
日本でも長崎原爆資料館において、この映画からプリントされた写真が南京事件の写真として長らく展示されていた。市民団体等から捏造資料であるとの指摘を受け、当時の橋本龍太郎首相は写真の信憑性の調査を関係省庁に指示し、結果的に信憑性に乏しい写真とされ176カ所の展示を差し替えるに至った。 また、ピースおおさかもこの幼児の撮影と同時に撮られた右記と同様の幼児写真(中國娃娃)を「上海爆撃、泣き叫ぶ子供」とのキャプションを付けて展示していたが、「爆撃後の市街に赤ん坊1人だけでいる姿が不自然」と判断し、撤去している。 また、中華人民共和国各所に点在している「抗日記念館」にも、これらの写真が必ず展示されており、この映画自体も上映されている。南京大虐殺紀念館でも「展示されていたが、信頼性の乏しいこの写真を含む3枚の提示を取りやめた」と2008年12月17日、産経新聞によって伝えられた。 アイリス・チャンの著書『ザ・レイプ・オブ・南京』中の上海での戦闘を記述した箇所にも、右記の幼児の動画撮影と同時に撮られた同様の写真等が、演出写真としてでなく、キャプション付きでドキュメント写真として掲載されている。
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