旭川電気軌道富良野営業所
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「ふらのバス」の記事における「旭川電気軌道富良野営業所」の解説
富良野営業所では、富良野町に関連する路線は西達布線、富良野線、山手線、麓郷線岩屋経由の4路線で、以降島ノ下線、麓郷線八幡丘経由、御料線を開設。ほかに中富良野や上富良野の地域内路線も運行した。1966年(昭和41年)12月には芦別から島ノ下まで運行していた北海道中央バスが富良野まで乗り入れたいとして、相互乗り入れの形で芦別線が開設された。 昭和40年代になり、過疎やモータリゼーションの進行により営業成績が急降下し始めた。富良野営業所関連も例外ではなく、運行開始間もない芦別線の廃止や中富良野町と上富良野町の地域路線を全廃するなど、1975年(昭和50年)までに不採算路線の大幅整理が行われた。運行継続の路線についても富良野市に対して自治体バス(廃止代替バス)の運行を打診するなど富良野地区撤退の動きを見せた。市では運行補助金を供出し路線維持に努めたが、1970年(昭和45年)に約175万人を数えた富良野営業所管内の乗車人員は1980年(昭和55年)には約60万人へ大幅に減少しており、旭川電気軌道の経営全般の足枷となっているのも事実であった。旭川電気軌道は自治体バスに加えて第三セクター方式による新会社設立を提案。市では自治体バスと合わせて検討を重ねた結果1983年(昭和58年)3月に、将来の見通しは厳しいがバス路線維持には新会社設立しかないと決断。旭川電気軌道へ伝えるとともに設立へ向けた準備が始められた。
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