旬楽膳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:47 UTC 版)
旬楽膳は有機食材専門のスーパーマーケットである。2002年、「昨年創業100周年を迎えたのを機に、次の百年を見据えた新しい方向性を見いだしたかった」という思いのもと、また、そのころ食品の産地偽装、BSE問題により食品への信頼が失墜したことを受け、「メーカーだけでなく、店の責任はないのか?」「食を扱うスーパー自体も消費者に安心できる食品を提供しなければ」というスーパーマーケットとしての使命感も相まって、2002年5月に閉店した八幡店を改装し一番美味しい「旬」のものを「楽」しく、ワイワイと家族で「膳」(食卓)を囲むというコンセプトの新業態ストア「旬楽膳」1号店の一宮八幡店が2003年9月9日開店した。 「自然のものを、自然のままに」を大原則とし、有機JAS認定オーガニック食材、本当に美味しい食材を、市場を経由せずに日本全国の百軒以上の有機野菜生産者から直接購入し、生産者名、栽培・飼育方法、流通経路などを詳しく表示。また生産者と消費者の双方の情報交換の場も用意し、両者の信頼関係の構築を進めている。2008年にレジ袋を有料化し、その有料化による収入は「全国有機農業推進協議会」へ寄付されることとなった。 惣菜、店内併設レストラン「ダイニング膳」では店内で販売中の食材を使用しており、その栄養から食べ方までを提案し身土不二の実現を目指している。 2006年7月28日、名古屋市初出店となる「旬楽膳 名古屋地アミ店」では、2008年1月の中国製餃子中毒事件発覚以後、客数が約1.2倍、売上高が1.5倍増加した。
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