旧イトーヨーカドー帯広店
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「イトーヨーカドー帯広店」の記事における「旧イトーヨーカドー帯広店」の解説
旧イトーヨーカドー帯広店は、帯広地方裁判所跡地に帯広市が建設した立体駐車場やバスターミナルと一体的に設計された鉄骨鉄筋コンクリート造り地下1階・地上6階建てのビルに出店していたイトーヨーカドーの北海道1号店である。当店の開業はその宣伝手法や価格政策で「ヨーカドーショック」と呼ばれるほどの衝撃を地元に与え、帯広市中心市街地の人の流れを変えたと評された。古くからある店舗であるが故に『幸福の黄色いハンカチ』にも店舗の外観で撮影されたシーンがある。1970年代から1990年代にかけては当店は約100 m離れた場所に立地している藤丸と共に中心市街地の商店街の核となり、帯広商工会議所などが毎年7月に実施する帯広市中心部の「歩行者通行調査」で当店北側入り口の通行量は毎年1位となる位の集客力を発揮し、総合スーパーと百貨店という業態の違いから買い物客も使い分けて相乗効果を発揮し、全盛期には売上高約120億円を上げて、帯広市内の大型店の売上高の約半分を藤丸と当店が占めるとされていた。しかし、帯広商工会議所などが毎年7月に実施する帯広市中心部の「歩行者通行調査」で中心市街地全体で見ても1998年(平成10年)7月の歩行者通行量が3年前と比べて約30%も減少するなど中心市街地の集客力が低下し、自動車社会では必須の駐車場の面で不利な立地となり、1997年(平成9年)には売上高約65億円まで減少することになった。このため、帯広市中心市街地の2000年(平成12年)7月の歩行者通行量は当店の閉店前の1998年(平成10年)7月から平日で18%、休日でも15%も減少するなど、当店の移転に伴う閉店は中心市街地の集客力を落とす大きな要因の一つとなった。
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