日本近海での潜水調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 20:25 UTC 版)
「FNRS-3」の記事における「日本近海での潜水調査」の解説
1958年には、朝日新聞社の後援のもと、日仏合同の日本海溝学術調査のために日本を訪れ、6月14日から8月11日にかけ、9回にわたり金華山 (宮城県)沖、野島崎沖、相模灘などで潜航を行った。日本側からは朝日新聞の日下実男、東京水産大学の佐々木忠義・新野弘・熊凝武晴・久保伊津男、農林省水産講習所の千葉卓夫らが参加した。6月20日の2回目の潜航では、金華山沖の北緯37度46分・東経143度7分の地点で水深3000メートルまで潜航し、毎秒2センチメートル(0.035ノット)の海底流が存在することを発見した。また、7月30日に野島崎沖東南東25キロメートルの地点で行った潜水調査では、深海散乱層(英語版)(偽海底)とマリンスノーが密接に関連していることを明らかにしている。
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