日本語の友愛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:19 UTC 版)
日本語の「友愛」については日本の各辞典が主として「兄弟」「友人」「友情」「友誼」などに言及する。例えば、広辞苑第5版は、兄弟、友人、友情、友誼に言及する。大辞泉第1版は、兄弟、友人、友情、友誼。大辞林第3版は、兄弟、友人、友情。広辞林第6版は、兄弟、友人。言泉第1版は、兄弟、友人。講談社日本語大辞典第1版は、兄弟、友人。小学館日本国語大辞典第2版は、兄弟、友人。小学館国語大辞典新装版は、兄弟、友人。旺文社国語辞典第9版は、兄弟、友人。岩波国語辞典第6版は、友人。学研国語大辞典第2版は、友人。集英社国語辞典第1版は、友人の他、「人類」。三省堂国語辞典第6版は、「親友」「なかま」。 ここで、女性と友愛に関して、広辞苑第5版の「友愛」の項目では、「(1) 兄弟の間の情愛」という言及はあるが、女性である姉妹への言及はない。しかしまた、広辞苑第5版の「兄弟」の項目にて、兄弟は「男きょうだいの「兄(あに)弟(おとうと)」を音読した語だが、姉妹にもいう」と説明がある。広辞苑第5版「姉妹」の項目は、兄弟への言及はない。 近代以前に「友愛」が使用されている日本の文献としては、東福寺の僧侶翺之慧鳳(こうしえほう)の著『竹居清事』(1455年頃)、中江藤樹著『翁問答』(1650年)、慈雲著『十善法語』(1775年)などがある。
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