日本人選手の主な記録
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「世界選手権自転車競技大会トラックレース」の記事における「日本人選手の主な記録」の解説
日本人選手が初めて当大会に参加したのは、1936年のチューリッヒ大会。しかしその後勃発した第二次世界大戦の影響により、その後参加するのは21年後の1957年となった。同年にはアマチュアの他、競輪選手である中井光雄、中野泰満の2人がプロ部門に参加。以後一部の年を除き、毎年欠かさず参加している。 1968年、プロ選手団が平間誠記の事故死を受けて参加を見送ったのに対してアマ選手団は参加することになったが、男子タンデムスプリントにおいて、井上三次、班目隆雄のコンビが当大会史上日本人選手として初めての銅メダルを獲得した。その後、1975年に阿部良二がプロ・スクラッチ(現在の個人スプリント)において、競輪選手として初めて銅メダルを獲得。さらには承知の通り、1977年から1986年まで、中野浩一がプロ・スクラッチ(後にプロ・スプリントと名称変更)で10連覇を達成することになる。この間、競輪選手は当大会において15年連続でメダル獲得、さらには1990年の自国・前橋におけるタンデムスプリントの銀メダル獲得を含めると、実に16年連続でメダル獲得を果たした。 その後暫くメダル獲得ができないという低迷期があったものの、日本人選手から見ると、大変のゲンのいい大会であるということがいえる。 2020年の大会では、梶原悠未が女子オムニアムで優勝し、日本人女子としては初めてマイヨ・アルカンシエルを獲得した。 当大会のメダリスト一覧(太字は金メダル) 年選手名メダル種目1968 井上三次班目隆雄 銅 アマ・タンデムスプリント 1975 阿部良二 銅 プロ・スクラッチ 1976 菅田順和 銅 プロ・スクラッチ 1977 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 菅田順和 銀 1978 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 菅野良信 銅 1979 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 1980 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 尾崎雅彦 銀 1981 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 高橋健二 銅 久保千代志 銅 プロ・ケイリン 1982 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 北村徹 銅 プロ・ケイリン 1983 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 1984 中野浩一 金 プロ・スクラッチ 1985 中野浩一 金 プロ・スプリント 松枝義幸 銀 滝澤正光 銅 プロ・ケイリン 1986 中野浩一 金 プロ・スプリント 松井英幸 銀 俵信之 銅 1987 俵信之 金 プロ・スプリント 松井英幸 銀 本田晴美 金 プロ・ケイリン 井上茂徳 銅 1988 俵信之 銅 プロ・スプリント 1989 神山雄一郎 銀 プロ・スプリント 松井英幸 銅 佐古雅俊 銅 プロ・ケイリン 1990 稲村成浩齋藤登志信 銀 アマ・タンデムスプリント 1993 吉岡稔真 銅 ケイリン 2010 盛一大 銅 男子スクラッチ 2015 上野みなみ 銀 女子ポイントレース 2018 河端朋之 銀 男子ケイリン 2019 新田祐大 銀 男子ケイリン 2020 脇本雄太 銀 男子ケイリン 梶原悠未 金 女子オムニアム 2021 佐藤水菜 銀 女子ケイリン
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日本人選手の主な記録
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「世界選手権自転車競技大会ロードレース」の記事における「日本人選手の主な記録」の解説
当大会における、日本人選手の最高順位は、男子は当大会初参加となった1936年、出宮順一がアマ・ロードレースで記録した7位である。プロ・ロードレース(現・エリート・ロードレース)部門に初出場したのは1973年の加藤善行(競輪選手)であるが、途中棄権に終わった。1987年に日本人初のプロロード選手である市川雅敏が43位に入って初完走を記録したものの、以後も完走が精一杯という状況が続いていたが、2010年の男子エリートでは、新城幸也が9位に入り、プロロードレース時代を含め、同種目史上初の一桁着順を記録した。女子は2014年大会における與那嶺恵理の22位が最高である。
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