新武俠小説とは? わかりやすく解説

新武俠小説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:20 UTC 版)

武侠小説」の記事における「新武俠小説」の解説

第二次世界大戦国民党共産党内戦といった混乱期迎え武俠小説は一旦衰退するこの頃中華人民共和国成立伴って多く知識人香港台湾渡り、このことが新武俠小説登場下地となった1954年マカオ白鶴拳の陳克夫と呉派太極拳呉公儀の2人武術家対戦するという事件が起こり香港大変な話題となった。それに便乗する形で香港新聞大公報』の娯楽紙面である『新晩報』に梁羽生による『龍虎京華』の連載始まり、これが「新武俠小説」の幕開けとなる。3年後には梁羽生同僚であった金庸も『書剣恩仇録』の連載を開始武術恋愛重点置かれ、より視覚的かつ刺激的な内容の新武俠小説は、爆発的な人気巻き起こした新たな武俠小説流行台湾にも飛び火し多数作家生み出すその中で突出した人気誇ったのが古龍であり、金庸梁羽生古龍の3人は「武俠小説三大家」と呼ばれるようになった。現在に至ってもこの3人を超える作家登場していないとされる香港台湾中心に発展した新武俠小説は、現在、一時武俠小説排除されていた大陸でも広く読まれるようになり、また映画ドラマなどの各種媒体への進出によって、中華圏大衆娯楽文化でも大きな位置占めるようになっている。またかつては低俗だとされていた武俠小説も、金庸らの登場により、文学としても堂々たる位置占めるに至っている。

※この「新武俠小説」の解説は、「武侠小説」の解説の一部です。
「新武俠小説」を含む「武侠小説」の記事については、「武侠小説」の概要を参照ください。

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