新型うつ病とは? わかりやすく解説

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新型うつ

読み方:しんがたうつ
別名:新型鬱、新型うつ病、現代型うつ非定型うつ病

従来の「うつ病」の型では捉えきれない症状伴ったうつ病通称

新型うつという呼び名明確な定義があるわけではないが、典型的な新型うつの症状として、「仕事など対峙する際にはうつの症状を示すが、趣味レジャーといった自分好きなことに対して積極的であり、うつの症状消える」というあり方があるとされる

従来のうつの症状は、自責的・自罰的で、うつであることを隠して頑張ろうとする、といった傾向があるとされる。これに対して、新型うつの患者は、他責的他罰的、うつになった原因周囲にあると考え傾向強くまた、自分がうつであることを抵抗なく表明し仕事できるだけ回避しようとする傾向があるという。

日本うつ病学会によれば、新型うつの症状若者に多いという。原因対処方法として、社会全体あり方を含む総合的な問題であるため、社会あり方見直必要がある、とする見解もある。

関連サイト
新型うつ病とはどのようなものでしょうか? - 日本うつ病学会PDF
新型うつ病 - パニック障害研究センターからの論文集
職場を襲う新型うつ - NHKスペシャル 2012年4月29日 放送内容
増加する“新型うつ病社員”への対処法 - 日本の人事部
なぜか「患者」は大企業のサラリーマンと公務員ばかり「新型うつ」これが真相です - 現代ビジネス


しんがた‐うつびょう〔‐ウツビヤウ〕【新型鬱病】

読み方:しんがたうつびょう

近年症例増えてきたとされる鬱病非定型鬱病などがある。


新型うつ病

従来型典型的なうつ病とは印象が違う、新しタイプうつ病のこと。仕事中だけうつで、職場離れる活動的になるなど自己中心的に映るため、周囲が対応に苦慮する場合少なくありません。

新型うつ病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 02:32 UTC 版)

新型うつ病(しんがたうつびょう)、あるいは、現代型うつ病(げんだいがたうつびょう)とは、従前からの典型的なうつ病とは異なる特徴を持つものの総称であり、正式な用語でもないが意味が独り歩きし、専門家の間でも一致した見解が得られていない[1][2]。従来のメランコリー親和型の性格標識を持たない患者を指すことが多い[3]


  1. ^ 用語解説(専門家向け)、『こころの耳』 厚生労働省
  2. ^ 職場を襲う "新型うつ"NHKスペシャル、2012年4月29日放送
  3. ^ a b c Q.4 新型うつ病が増えていると聞きます。新型うつ病とはどのようなものでしょうか? (PDF) 日本うつ病学会
  4. ^ 日本うつ病学会 2012, pp. 3–4.
  5. ^ 日本うつ病学会 2012, p. 3.
  6. ^ 村上靖彦、永田俊彦、市橋秀夫、中安信夫 (2005) pp.137-151
  7. ^ 笠原嘉「退却神経症という新しいカテゴリーの提唱」『中井久夫 他(編):思春期の精神病理と治療』、岩崎学術出版社、東京、1978年3月、287-319頁。 
  8. ^ 阿部隆明、大塚公一郎、永野満 他「「未熟型うつ病」の臨床精神病理学的検討 —構造力動論(W. Janzarik)からみたうつ病の病前性格と臨床像」『臨床精神病理』第16巻、1995年、239-248頁。 
  9. ^ 広瀬徹也「「逃避型抑うつ」について」『宮本忠雄(編):躁うつ病の精神病理2』、弘文堂、東京、1977年、61-86頁。 
  10. ^ 松浪克文、山下喜弘「社会変動とうつ病」『社会精神医学』第14巻、1991年、193-200頁。 
  11. ^ a b 樽味伸「現代社会が生む “ディスチミア親和型”」『臨床精神医学』第34巻第05号、2005年5月、687-694頁。 
  12. ^ 市橋秀夫「現代型うつ病—変貌する臨床像の変化とその対応」『〈別冊 医学のあゆみ〉最新 うつ病のすべて』、医歯薬出版株式会社、2010年3月、22-27頁。 
  13. ^ 市橋秀夫「パーソナリティとうつ病」『Depression Frontier』第11巻第1号、2013年3月、93-94頁。 
  14. ^ a b 樋口輝彦「多様化するうつ病の病像」『日医雑誌』第138巻第11号、2010年、2243-2246頁。 
  15. ^ a b 春日武彦『援助者必携 はじめての精神科』(2版)医学書院、2011年12月、69-85頁。ISBN 9784260014908 
  16. ^ 笠原嘉 (1988) p.119, p.212
  17. ^ 牛島定信『パーソナリティ障害とは何か』講談社、2008年8月。ISBN 9784062881807  pp.4-5
  18. ^ 牛島定信. “今,何故にパーソナリティ障害か”. 日本精神神経学会. 2013年10月31日閲覧。


「新型うつ病」の続きの解説一覧

新型うつ病(現代型うつ病)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 20:52 UTC 版)

「新型うつ病」の記事における「新型うつ病(現代型うつ病)」の解説

日本うつ病学会は、新型うつ病は専門用語ではないとし、現代型うつ病、ディスチミア親和型などの他に提唱されている名称に言及している。また非定型うつ病正式な医学用語であるが、医学用語としての本来の意味離れて日本マスメディアなどによってここでいう新型うつ病と同義用いられている。 こうして様々に類型される、考察仮説段階にある若年者軽症抑うつ状態対す研究から、マスコミが一側面だけを切り取り新型あるいは現代型うつ病などと呼ばれているが、医学的に明確な根拠なく広まり見せ混乱生じている。そのため日本うつ病学会による診療ガイドラインにおいても、深い考察治療の証拠もないためとりあげいとしている。

※この「新型うつ病(現代型うつ病)」の解説は、「新型うつ病」の解説の一部です。
「新型うつ病(現代型うつ病)」を含む「新型うつ病」の記事については、「新型うつ病」の概要を参照ください。

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