文の区切り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:34 UTC 版)
欧文ではもっぱら文の途中の区切りにコンマが用いられる。英語のようにコンマを打つべきか打たぬべきか比較的厳密に定められている言語と、筆記者の自由に任される言語とが存在する。 日本語の縦書き文書では文の途中の区切りにもっぱら読点(、)を用いる。これに対して、横書き文書では読点を用いるスタイルとコンマを用いるスタイルの2つのスタイルがある。 公用文においては、国語審議会が建議し閣議了解を経て各省庁に通知された1952年の「公用文作成の要領」が横書きではコンマを用いるとした一方、旧自治省が1959年に定めた「左横書き文書の作成要領」は横書きではコンマを用いず読点を用いるとしていた。 日本語の横書きでコンマを使用する場合、次のようにベースライン上に置かれる。 ~に対して, 中国語では、縦書きでもコンマを用いる。中華人民共和国では縦書きでは右上に寄せてコンマを打つことになっており、Unicode 7.0 ではこのために U+FE10 が追加された。台湾や香港の中国語の文章では、縦書き・横書きを問わず、漢字1文字分のスペースの中央に置かれることも多い。
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