撤収完了
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:45 UTC 版)
1月11日、第6師団主力と独立混成第9旅団は福臨舗を出発し、飛行隊の協力を得ながら友軍の収容陣地に入った。しかし、第6師団の殿軍となっていた歩兵第13連隊は、再び中国軍(第37軍)に前進を阻止され離脱することは出来なかった。包囲された歩兵第13連隊は夜間突破を計画したが弾薬が絶えていたため、突入してきた中国兵と白兵戦を展開した。1月12日朝、連隊主力救援のために駆けつけた第3大隊と南北から中国軍を挟撃し、歩兵第13連隊はようやく離脱することができた。しかし、今度は第3大隊が包囲されたため、九七式軽爆撃機15~16機(飛行第54戦隊)が中国軍を攻撃して大隊の離脱を援護した。 1月14日、各師団・旅団は汨水北岸を出発し北上を開始した。第3師団の正面には中国軍第140師(約3,000人)が陣地で待ち構えていたが、歩兵第68連隊が攻撃して潰走させた。第3師団は1月15日に作戦開始地点に集結し、1月20日までに帰還、第6師団は中国軍に遭遇することなく帰還し、第40師団も澤支隊・外園支隊を収容して1月16日ごろ帰還した。
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