批評家の反応と視聴率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 01:11 UTC 版)
「第90回アカデミー賞」の記事における「批評家の反応と視聴率」の解説
授賞式は各種メディアから賛否両論を受けた。いくつかのメディアは批判的だった。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには28件のレビューがあり、批評家支持率は46%となっており、「第90回アカデミー賞は大きな障害もなく安全に終わったが、4時間以上にもわたる式典で驚きの結末のずっと前から歓迎はすり減っていった」と総評した。 ワシントン・ポストのハンク・スタイーバーは、「扱いやすく共有しやすく忘れられない司会者がいれば、テレビ放送は鋭く正確である必要はないことをジミー・キンメルは2年目で示した。我々はここでショービジネスの歴史を作っているのではない。我々はもう一つのオスカーの夜を乗り越えようとしているだけだ」と述べた。Vultureのチーフ批評家、デイビッド・エデルスタインは、「今回は私が今までに見た中で最高で最もインスピレーションがあり、最も激しく好ましいアカデミー賞の放送だったとともに、実際の賞の面では最も失望したものでもあった」と述べた。ヴァニティ・フェアのリチャード・ローソンは、「キンメルは司会として、注意深く適切に考慮されたトーンを一貫した。式典は我々の多くがオスカーを狙っているという野暮で安っぽい装いを維持しながらも、それを取り巻く全ての混乱を認識した素晴らしい仕事をした」と述べた。 CNNのブライアン・ローリーは、「オスカーは大きくて扱いにくい獣で、あまりにも多くの主人に仕えようとしている。しかし、外の世界や見て見ぬふりをされてきた問題を無視せずに祝いのトーンを維持することが式典の一貫した目的だったなら、ホストのジミー・キンメルとショー自身は大いに成功した」と述べた。 一方でショーに批判的な意見もあった。バラエティ誌のモーリーン・ライアンは「すべてのことが考慮され、ショーは控えめな雰囲気を持っていた。ジミー・キンメルは最善の尽力をしていたが、通常、雰囲気に飲みこませるまで2時間かかるというのに、日曜日のテレビ放送はかなり早い段階から活力のない雰囲気で始まった」と述べた。ニューヨーク・タイムズのジェームス・ポニーウジクは、「ハリウッドの最近の激動にもかかわらず、会場が巨大な球体に包まれているかのように見える眩しいセットからも分かるように、式典はほぼ祝福ときらめきにフォーカスしていた。長年にわたって式典の部門が膨らみ続ける問題もある。厄介なのは、すべての部門にそれぞれ支持者がいること」と述べた。エンターテインメント・ウィークリーのDarren Franichは、「長時間であることこそ今年のオスカーの楽しさ。どこをカットできる?」と述べた。 Deadline.comのグレッグ・エヴァンスは、「4時間近くにわたる式典の中でオスカーの90年のために割かれた時間があったか? おそらくない」と述べた。オレゴニアンのコラムニスト、クリスティ・ターンクイストは、「敬意を表したものだったかと言えば、間違いなくそうだった。冴えない真面目な式典になっていたかと言えば、どちらかといえばそうだった」と述べた。 Nielsen ratingsによれば、米国視聴者は2,650万人に達したが、昨年の式典から16%低下し、オスカー史上最も低い米国視聴率となった。3月6日、最終的な視聴率の確定後、ドナルド・トランプ大統領は、ツイッターで「“歴史上”最低視聴率のオスカー。問題は、もはやスターはいないということ──皆さんの大統領以外は(もちろん冗談)!」とコメント。これに対し、司会のキンメルはツイッターで「ありがとう、“歴史上”最低支持率の大統領」と返した。
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批評家の反応と視聴率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 23:45 UTC 版)
「第89回アカデミー賞」の記事における「批評家の反応と視聴率」の解説
アメリカ合衆国の視聴者数はニールセン・レイティング(英語版)によると3290万人で前年を4%下回っており、第80回(2008年)の3200万人以来最低値を記録した。
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