成立過程・版本とは? わかりやすく解説

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成立過程・版本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 15:14 UTC 版)

三国志 (歴史書)」の記事における「成立過程・版本」の解説

成立時期は西晋による中国統一後の280年以降とされる。 現在通行している版本おおむね4種ある。 百衲本(宋本) - 紹興年間1131年-1162年)の刻本現存する最古底本である。ただし一部欠落があるため、紹熙年間刻本補い張元済民国25年1936年)に編した。 武英殿本(殿本) - 明代の北監本底本に陳浩(中国語版)らが乾隆41年1776年)に編した。政府部局である武英殿書局による欽定本。 金陵活字本(馮本) - 明代の南監馮夢禎(中国語版)本を底本曽国藩設立した金陵書局が同治9年1870年)に編した。 江南書局本(毛本) - 毛氏汲古閣本を底本曽国藩設立した江南書局が光緒13年1887年)に編した。 また、20世紀発見され写本としては以下のものがある。 虞翻陸績張温伝残巻 - 1920年代トルファン市出土との伝。影印早くから流通しており、中華書局版『三国志』1959年)の巻頭にも書影があるが、原写本所在不明虞翻伝残巻 - 20世紀初敦煌某寺で出土との伝。10行、100余字が残る。台東区立書道博物館所蔵重要文化財歩騭伝残巻 - 20世紀初莫高窟発見され敦煌文献一つ25行、440余字が残る。 韋曜華覈伝残巻 - 1909年トルファン市火焔山トユクの土中から出土24行、590余字が残る。台東区立書道博物館所蔵重要文化財。 呉主伝残巻 - 1965年トルファン市仏塔から発見された。40行、570字が残る。 臧洪伝残巻 - 1965年トルファン市仏塔から発見された。21行、370余字が残る。

※この「成立過程・版本」の解説は、「三国志 (歴史書)」の解説の一部です。
「成立過程・版本」を含む「三国志 (歴史書)」の記事については、「三国志 (歴史書)」の概要を参照ください。

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