み‐あかし【▽御明かし/▽御▽灯/▽御灯=明】
ご‐とう【御灯】
み‐とう【▽御灯】
読み方:みとう
⇒ごとう(御灯)
御燈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 05:04 UTC 版)
御燈(灯)(ごとう)は平安時代以降、宮中で行われていた年中行事である。北辰信仰に基づき、3月と9月に天皇が北辰(北極星。時には北斗七星とも混同される)に灯火を捧げる儀式であり、その灯火をも「御燈(灯)」と呼んだ。また北辰を祀ることから一に北辰祭ともいう。
- ^ 『北辰菩薩陀羅尼経』。
- ^ 『朝野群載』に載せる祭文によれば、北辰の功徳は天皇の宝算と天下の興滅を司り、諸人においては善悪を照覧してあらゆる災難を未然に防ぎ、寿命長久を保つという。
- ^ 『類聚国史』神祇10、延暦15年3月庚戌(19日)条。
- ^ 『年中行事秘抄』3月「御燈事」条。但し「遷都」が平安京と長岡京のいずれであるかは明記していない。
- ^ a b 山中、『平安朝の年中行事』。
- ^ 倉林正次、『饗宴の研究 儀礼編』、桜楓社、昭和40年。
- ^ 『延喜中宮職式』三月潔斎条。
- ^ a b 『年中行事秘抄』。
- ^ 『師光年中行事』。
- ^ 『延喜斎宮式』勢江州忌条。
- ^ 1日が子の日にあたれば、前月晦日に卜占が行われるが、子日を避ける理由は不明である(山中前掲書)。
- ^ 『神道大辞典』。
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