御潜神事・例大祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 19:38 UTC 版)
御潜神事(みかずきしんじ)は従来、国崎・神島・菅島・答志・石鏡・相差・安乗の7村から旧暦の6月1日に海女が集まってアワビを獲る神事であったが、1871年(明治4年)に廃絶された。その後、パールロードの一部区間(シーサイドライン、鳥羽市浦村町 - 志摩市磯部町的矢間)の無料開放に合わせて2003年(平成15年)に復活したものの、2006年(平成18年)で再び断絶、2009年(平成19年)に国崎の海女だけが参加する祭りとして再興された。2011年(平成23年)は同年に発生した東日本大震災の影響で開催を自粛し、2012年(平成24年)も開催されなかった。2013年(平成25年)は神宮式年遷宮記念として、2016年(平成28年)は第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)記念として開催した。 御潜神事と同日に開催される例大祭では、伊勢神宮から神職や舞姫(巫女)が海士潜女神社を訪れて神楽を奉納する。また海女が総出で1年の操業の安全を祈願する。2009年(平成21年)には例大祭を拡張する形で「熨斗あわび祭り」を同時開催した。熨斗あわび祭りは鳥羽磯部漁業協同組合国崎支所前の広場で踊りの披露やアワビなどの海産物・海鮮料理の提供、富くじなどの催事が行われる。
※この「御潜神事・例大祭」の解説は、「海士潜女神社」の解説の一部です。
「御潜神事・例大祭」を含む「海士潜女神社」の記事については、「海士潜女神社」の概要を参照ください。
- 御潜神事・例大祭のページへのリンク