建国神廟とは? わかりやすく解説

けんこくしんびょう 【建国神廟】


建国神廟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 06:15 UTC 版)

建国神廟(けんこくしんびょう)は、満洲国の建国の元神とされた天照大神を祀った宗教施設。満洲国皇帝帝宮内にあった。1940年康徳7年)創建、1945年康徳12年)廃絶。


注釈

  1. ^ ソ連の満洲侵攻に伴う溥儀・神鏡の疎開に同行した岡田實によると、1946年(昭和21年)5月に行われた昇神の儀以前に、神鏡の日本奉還について外島が居留民団と相談したところ、日本人引き揚げへの悪影響・神鏡に対する不敬への懸念から婉曲に断ってきたという。また、昇神の儀は新京郊外の南嶺で執り行なわれ、「御焼却」の上で湖に沈められたとしている[8]

出典

  1. ^ a b 満洲国建国神廟創建ニ関スル件ヲ決定ス - 国立公文書館デジタルアーカイブ
  2. ^ 岡部長章『ある侍従の回想記―激動時代の昭和天皇』朝日ソノラマ、1990年。
  3. ^ 児島襄『満洲帝国 II』文藝春秋、1983年。
  4. ^ 『満洲国史 総論』674頁
  5. ^ 『満洲国史 総論』674頁
  6. ^ 『満洲国史 総論』679頁
  7. ^ 『満洲国史 総論』679-680頁
  8. ^ 小笠原 2004, p. 477, 479-480- 元満洲国祭祀府奉祀官岡田實「建国神廟始末記」。
  9. ^ 康徳9年7月15日国務院佈告第13号・祭祀府佈告第1号による。
  10. ^ 『満洲国史 総論』675頁
  11. ^ 鉄道警護総隊 編纂「建国神廟祭祀令」『鉄道警護総隊法規類纂』第1編、満洲行政学会、1940年7月、182之2頁。 (国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 国務院法制処 編纂「建国神廟祭祀令」『満洲国法令輯覧』第2巻、満洲行政学会、1943年、7-8頁。 (国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 小笠原 2004, p. 465-466- 元満洲国祭祀府祭祀所長八束清貫「建国神廟創建の思ひ出」五.建国神廟の祭祀。
  14. ^ a b c 小笠原 2004, p. 466- 元満洲国祭祀府祭祀所長八束清貫「建国神廟創建の思ひ出」六.満洲国祭祀の特殊性。
  15. ^ 小笠原 2004, p. 467- 元満洲国祭祀府祭祀所長八束清貫「建国神廟創建の思ひ出」六.満洲国祭祀の特殊性。
  16. ^ 小笠原 2004, p. 470- 元満洲国祭祀府祭祀所長八束清貫「建国神廟創建の思ひ出」八.建国神廟創立後の状況。


「建国神廟」の続きの解説一覧

建国神廟

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満洲国皇宮」の記事における「建国神廟」の解説

1940年康徳7年)には皇宮内に建国神廟が創建された。詳細当該項目参照

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「建国神廟」を含む「満洲国皇宮」の記事については、「満洲国皇宮」の概要を参照ください。


建国神廟

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新京」の記事における「建国神廟」の解説

建国神廟は1940年康徳7年7月15日満洲国皇宮創建されたが、2年後1942年康徳9年7月15日に、新たに新京特別市浄月並びにその付近地域を建国神廟造営用地として治定した。 同年12月21日の「建国神廟造営関係地域ニ関スル件」(康徳9年12月21日勅令249号)及び「建国神廟造営関係地域」(康徳9年12月21日国務院佈告第18号)で、浄月潭を中心とした新京特別市吉林省長春、通陽両縣に亘る2万3千町歩(約230km2)の広大な地域を「神廟関係御造営地」と決定し新京特別市長又各縣長の許可無く工作物新築増改築禁じたほか、土地現状変更立木伐採広告物看板類する物件設置禁じたその後1943年康徳10年6月1日には、長春、通陽両縣の建国神廟造営関係地域を新京特別市編入し勧農区及び春陽区が設置されている。

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