広義の慢性リンパ性白血病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 00:45 UTC 版)
「慢性リンパ性白血病」の記事における「広義の慢性リンパ性白血病」の解説
本項で取り上げる成熟Bリンパ球性の慢性白血病以外のリンパ系の白血病で細胞の成熟傾向が失われていないものは、広い意味では慢性リンパ性白血病あるいはCLL類縁疾患であり、B細胞性(前リンパ性白血病、ヘアリーセル白血病、リンパ腫の白血病化、形質細胞白血病)とT細胞性(T細胞顆粒リンパ球性白血病、前リンパ性白血病、成人T細胞白血病/リンパ腫、セザリー症候群)などを含むことがあるが、現在では狭義の慢性リンパ性白血病は小型のCD5+の表面抗原を持つ成熟Bリンパ球が末梢血と骨髄で自律的に増殖するリンパ性腫瘍とされている。前リンパ球が多いCLLはB細胞性の前リンパ性白血病(B-Cell prolymphocytic leukemia : B-PLL)との境界例でありCLL/PLと呼ばれることもある。
※この「広義の慢性リンパ性白血病」の解説は、「慢性リンパ性白血病」の解説の一部です。
「広義の慢性リンパ性白血病」を含む「慢性リンパ性白血病」の記事については、「慢性リンパ性白血病」の概要を参照ください。
- 広義の慢性リンパ性白血病のページへのリンク