幻覚剤としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/18 05:16 UTC 版)
「ソライロアサガオ」の記事における「幻覚剤としての利用」の解説
その種、蔓、花、また葉はエルゴリンアルカロイドを含み、何世紀にもわたり、多くのメキシコの先住民族(英語版)の文化において、幻覚剤として利用されてきた。アステカでツリッリリチン(tlitliltzin)として知られ、ナワトル語で「黒」の語に敬意を込めた接尾辞が付いている。南米で、その種はバドー・ネグロ(badoh negro)としても知られる。 1941年にリチャード・シュルツはメキシコのアメリカ先住民による、アステカ時代までさかのぼるその使用を簡単に報告した。さらなる調査は、Don Thomes MacDougallによって1960年に報告されており、Ipomoea tricolorの種が、あるサポテコ族によって秘跡に用いられ、時に、同様の化学組成をもつ異なる種であるリベア・コリボサの種子と一緒に利用されていた。 種の幻覚性の特性は、主にリゼルグ酸アミド(エルジン)に起因しているとみなされている。リセルグ酸ヒドロキシエチル(英語版)とエルゴノビンもまた、植物におけるサイケデリックなアルカロイドであるとみなされている。 種には配糖体も含まれ、吐き気を起こすことがある。
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