平衡定数とは? わかりやすく解説

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へいこう‐ていすう〔ヘイカウ‐〕【平衡定数】

読み方:へいこうていすう

反応化学平衡達したとき、温度一定であれば反応物質と生成物質の濃度あるいは活動度によらず一定の値を示す定数


平衡定数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 00:37 UTC 版)

平衡定数(へいこうていすう、: equilibrium constant[1])は、化学反応平衡状態を、物質の存在比で表したもの[2]。量記号には通常 K が用いられる。

定義

標準平衡定数

化学量論数 νi で表される化学反応において、標準平衡定数は


平衡定数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:12 UTC 版)

化学平衡」の記事における「平衡定数」の解説

「平衡定数」も参照 化学平衡状態における、反応物モル濃度積を分母とし、生成物モル濃度積を分子とした平衡状態での構成比を平衡定数(へいこうていすう、へいこうじょうすう、英: equilibrium constant)と呼ぶ。 質量作用の法則化学平衡法則)で説明できる系において、一般式 a 1 A 1 + a 2 A 2 + . . . + a n A n   ⇌   b 1 B 1 + b 2 B 2 + . . . + b n B n {\displaystyle a_{1}\mathrm {A} ^{1}+a_{2}\mathrm {A} ^{2}+...+a_{n}\mathrm {A} ^{n}~\rightleftharpoons ~b_{1}\mathrm {B} ^{1}+b_{2}\mathrm {B} ^{2}+...+b_{n}\mathrm {B} ^{n}} で表される可逆反応について、正反応 " ⇀ {\displaystyle \rightharpoonup } " と逆反応 " ↽ {\displaystyle \leftharpoondown } " の反応速度それぞれ正反応v 1 = k 1 [ A 1 ] a 1 [ A 2 ] a 2 . . . [ A n ] a n {\displaystyle \,v_{1}=k_{1}[\mathrm {A} ^{1}]^{a_{1}}[\mathrm {A} ^{2}]^{a_{2}}...[\mathrm {A} ^{n}]^{a_{n}}} 逆反応v 2 = k 2 [ B 1 ] b 1 [ B 2 ] b 2 . . . [ B n ] b n {\displaystyle \,v_{2}=k_{2}[\mathrm {B} ^{1}]^{b_{1}}[\mathrm {B} ^{2}]^{b_{2}}...[\mathrm {B} ^{n}]^{b_{n}}} と近似される。ここで [ "物質名" ] はその物質のモル濃度であり、 k 1 {\displaystyle k_{1}} , k 2 {\displaystyle k_{2}} は反応速度定数呼ばれる化学平衡達したときは両方反応速度等しくなっている ( v 1 = v 2 {\displaystyle v_{1}=v_{2}} ) ため、次式が成立する。 k 1 [ A 1 ] a 1 [ A 2 ] a 2 . . . [ A n ] a n = k 2 [ B 1 ] b 1 [ B 2 ] b 2 . . . [ B n ] b n . {\displaystyle k_{1}[\mathrm {A} ^{1}]^{a_{1}}[\mathrm {A} ^{2}]^{a_{2}}...[\mathrm {A} ^{n}]^{a_{n}}=k_{2}[\mathrm {B} ^{1}]^{b_{1}}[\mathrm {B} ^{2}]^{b_{2}}...[\mathrm {B} ^{n}]^{b_{n}}\,.} これを、各物質モル濃度左辺に、反応速度定数 k 1, k2 を右辺まとめて整理すると、 [ B 1 ] b 1 [ B 2 ] b 2 . . . [ B n ] b n [ A 1 ] a 1 [ A 2 ] a 2 … [ A n ] a n = k 1 k 2 {\displaystyle {\frac {[\mathrm {B} ^{1}]^{b_{1}}[\mathrm {B} ^{2}]^{b_{2}}...[\mathrm {B} ^{n}]^{b_{n}}}{[\mathrm {A} ^{1}]^{a_{1}}[\mathrm {A} ^{2}]^{a_{2}}\dots [\mathrm {A} ^{n}]^{a_{n}}}}={\frac {k_{1}}{k_{2}}}} 定温下では k 1 {\displaystyle k_{1}} , k 2 {\displaystyle k_{2}} は一定であるから、 k 1 / k 2 {\displaystyle k_{1}/k_{2}} も一定となる。反応速度定数の比 K c = k 1 / k 2 {\displaystyle K_{c}=k_{1}/k_{2}} を平衡定数と呼ぶ。特に濃度比によって定義されるので、濃度平衡定数 (英: concentration equilibrium constant) という。 単に平衡定数 K {\displaystyle K} という場合、特に断りない限り濃度平衡定数 K c {\displaystyle K_{c}} を指す。

※この「平衡定数」の解説は、「化学平衡」の解説の一部です。
「平衡定数」を含む「化学平衡」の記事については、「化学平衡」の概要を参照ください。

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