川猿とは? わかりやすく解説

川猿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 08:37 UTC 版)

鳥取県境港市水木しげるロードに設置されている「川猿」のブロンズ像。

川猿(かわざる)は、遠州静岡県)の榛原郡に伝わる妖怪。その名の通り、川辺に住む妖怪である[1]

名前は「猿」だが、猿よりむしろカワウソ河童に近い種とされ[2]、体中に魚の臭気がある[3]

子供の姿となって人を化かすこともある他、馬は川猿に会っただけで倒れて死んでしまうと言われ、馬の疫神として恐れられていた[1]。また人間から害を加えられた際には、相手の体中の皮膚や肉をかきむしって重傷を負わせてしまう[3]。弱点は目と股で、ここに矢を受ければたちまち力が弱まってしまう[3]

性格的には本来は臆病者だが、自分を助けてくれた人間の顔は忘れないという[3]

脚注・出典

  1. ^ a b 柳田國男「山島民譚集」『柳田國男全集』 5巻、筑摩書房ちくま文庫〉、1989年、106頁。ISBN 978-4-480-02405-3 
  2. ^ 水木しげる. “川猿”. 妖怪大全集. 水木しげるの妖怪ワールド. 2002年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月11日閲覧。
  3. ^ a b c d 巖谷小波 編『大語園』 第2巻、名著普及会、1978年、612-613頁。 

関連項目


川猿(かわざる)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:29 UTC 版)

ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「川猿(かわざる)」の解説

伝承もある妖怪だが、原作「川猿」「ダメ死神」「タコ人間」「招かざる客」では、あの世住んでいた妖怪として登場お盆特別列車乗って人間界遊びにきたが遊んでいるうちに三日間の滞在期間過ぎてしまい、あの世帰れなくなった押入中に断崖作り出した幽霊生者戻したりといった不思議な術を使ってねずみ男騙し、その魂を奪ってあの世までの乗り物にしようとした鬼太郎に見つかって断念その後鬼太郎下男として働いていたが、日本訪れた魔女の力によって消されてしまった。

※この「川猿(かわざる)」の解説は、「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の解説の一部です。
「川猿(かわざる)」を含む「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事については、「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の概要を参照ください。

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