小牛田競馬場
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小牛田競馬場(こごたけいばじょう)は、現在の宮城県遠田郡美里町石神-山王-江の内付近(山の神神社の東側一帯)に1932年から1939年にかけて存在した地方競馬の競馬場。毎年春季・秋季に分けて競馬が開催されていたが、日中戦争勃発による軍馬資源保護法が公布されたことより、1939年(昭和14年)4月に事実上廃止された。なお、ここでいう地方競馬とは、1927年制定、1939年失効の地方競馬規則で定義された地方競馬を指す(現在一般的に呼称する地方競馬とは本質的に異なる)。以下、本稿では特に断りのない限り地方競馬と記述する場合、地方競馬規則で定義された地方競馬を指すこととする。
- 1 小牛田競馬場とは
- 2 小牛田競馬場の概要
小牛田競馬場
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「競馬の歴史 (東北地方)」の記事における「小牛田競馬場」の解説
地方競馬規則公布後の1928年、仙台産馬畜産組合は第2師団の許可により宮城野原練兵場を借用しての地方競馬開催を開始したが、軍地の借用だったこともあり、翌1929年の秋には宮城郡広瀬村(現在の仙台市青葉区)の愛子競馬場に移転した。しかし成績不振で1932年には遠田郡小牛田町(現在の美里町)の小牛田競馬場に再び移転した。小牛田地方は古くは祭典競馬や、花競馬と呼ばれる草競馬を行っており、産駒の育成調教も盛んな土地だったこともあり当初は盛況だったが、冷害凶作などもありやがて成績下降し、1939年の軍馬資源保護法が公布されたのに伴い廃止された。
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