封印作品
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封印作品(ふういんさくひん)は、何らかの事情により公開できなくなった(とされている)作品を指す一種の俗語である[注 1]。
注釈
- ^ 「封印」の定義や理由、また特定の作品が「封印」に当てはまるかどうかについては非常に曖昧で客観的な定義が存在しないため、話者の恣意的な判断によるところが大きい。したがって、その定義は作品によって異なる。
- ^ 手塚治虫のコミカライズ版は封印されておらず、再販売も行われている。
- ^ 堀江美都子によるアニメ版主題歌など、いがらしゆみこの作画や、それを基にしたアニメイラストが用いられていないものに関しては封印されていないため、実例として、2010年には漫画原作者が自ら執筆した原作の途中までを総集編的にアレンジしたノベライズ版が、原作イラストの削除と文章の加筆修正の上で、作者ペンネームが、本業の児童文学作家としての名木田恵子名義に変更(原作の版元である講談社の青い鳥文庫から刊行された旧小説版は、漫画原作者としての水木杏子名義)された上で祥伝社より復刊され、前作の結末より後から原作の最終回までを名木田が執筆した、完結作の続編も、前作の復刊版と同じ出版社から新たに刊行された。
また、サウンドトラックアルバム『キャンディ キャンディ SONG & BGM COLLECTION』における2015年の再発売分は、ジャケットやブックレットが、アニメのイラストが掲載されていないものに刷新されている。
封印作品となって以降、アニメ版主題歌が収録されている各種テレビアニメ主題歌集のCDも、原則としてイラストが掲載されていないが、例外として、封印前に日本コロムビアから発売された『続々・テレビまんが主題歌のあゆみ』のジャケットには主人公のイラストが掲載され、封印後の2005年に再発売された分でも削除されず、名木田および東映アニメーション側も特に修正を申し入れていない。 - ^ その後、単行本自体も絶版となった。
出典
封印作品
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「サンリオキャラクター」の記事における「封印作品」の解説
サンボ・アンド・ハンナ(1985年頃)「SAMBO & HANNA」とも表記される黒人をモチーフとしたキャラクター。デザインは山口裕子が手掛けた。サンボ・アンド・ハンナは黒人差別の実例として1988年7月22日付のワシントン・ポストに掲載されるなど問題になったが、日本のサンリオは記事が掲載された即日に発売中止・回収を決定し、米国Sanrio Inc.も対応策を取った。その後サンリオは社会福祉・文化交流の計画を具体的に打ち出したこともあり、この措置は結果的にアメリカのマスコミ・黒人団体から対米進出企業の模範と賞賛され、企業のイメージアップに繋がった。 ビビンバ(1985年)「BIBINBA」とも表記される原住民キャラクターが登場する。共に「ハラビー」「バナコンダ」が登場し、「サンリオキャラクター大賞」の第1回は7位、第2回は6位と上位に食い込むなど大人を中心に人気になっていたが、「ちびくろサンボ」と同じく封印された。
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