安政の仮条約とは? わかりやすく解説

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あんせい‐の‐かりじょうやく〔‐かりデウヤク〕【安政の仮条約】

読み方:あんせいのかりじょうやく

安政5年(1858)、大老井伊直弼(いいなおすけ)が、アメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランスの5か国と順次結んだ通商条約総称勅許なく調印したので仮条約よばれる箱館兵庫など5港の開港決めたが、関税自主権をもたず、治外法権認めた安政五か国条約。→日米修好通商条約


安政五カ国条約

(安政の仮条約 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 15:50 UTC 版)

安政五カ国条約(あんせいのごかこくじょうやく)は、幕末安政5年(1858年)に江戸幕府アメリカオランダロシアイギリスフランスの5ヵ国それぞれと結んだ不平等条約の総称。勅許なく調印されたため安政の仮条約(あんせいのかりじょうやく)ともいう。


注釈

  1. ^ 日米修好通商条約の交渉において日本側は関税率の設定に関しては全面的にハリスを信用すると述べている。ただ、20%という関税率は欧米諸国のものと同程度かは問い合わせており、ハリスはYesと答えている。欧州諸国の関税率は実際にその程度であったが、ハリスの母国である米国は、当時は保護主義的であり50%前後の関税率となっていた。
  2. ^ 上海税関では1854年から。

出典

  1. ^ NHK高校講座 日本史 第29回 第4章 近代国家の形成と国民文化の発展 不平等条約の改正 小風秀雅(お茶の水女子大学大学院教授)
  2. ^ 荒野 2009, pp. 158–159.
  3. ^ 三谷 2003.
  4. ^ 『日本近代思想大系 体外観』岩波書店、1988年
  5. ^ 石井, pp. 275–280.
  6. ^ 横浜開港150年の歴史, p. 9。原典は在横浜英国領事作成の『英国領事の報告』
  7. ^ 井上 2006, p. 132.
  8. ^ 岡崎 2009, p. 285.
  9. ^ オランダ商館長日記.
  10. ^ 荒野 2009, p. 162.
  11. ^ コタッツィ.
  12. ^ デジタル八雲町史・アイヌ人骨盗掘事件
  13. ^ 虎門寨追加条約(1843年)海関税則第五条
  14. ^ 日米修好通商条約貿易章程第七則
  15. ^ 日米修好通商条約第七条
  16. ^ 日米修好通商条約第四条
  17. ^ 日米修好通商条約第六条
  18. ^ 重要文化財『改税約書』 - 外務省
  19. ^ 全国で十一万坪、八十五年の禍根一掃(昭和17年3月28日 東京日日新聞))『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p41 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  20. ^ “Gains from trade: evidence from nineteenth century Japan | Microeconomic Insights” (英語). Microeconomic Insights. (2017年8月31日). http://microeconomicinsights.org/gains-trade-evidence-nineteenth-century-japan/ 2018年11月14日閲覧。 


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