あまくさくずれ 【天草崩れ】
天草崩れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/31 02:36 UTC 版)
天草崩れ（あまくさくずれ）は、江戸時代後期、肥後国天草郡で隠れキリシタンが検挙された事件。大勢のキリシタンの存在が1つの地方で発覚する崩れと呼ばれる出来事の1つで、同地の住人が「異宗」を信仰していることが確認されたというものである。
- ^ a b 松本寿三郎・ 板楠和子・ 工藤敬一・ 猪飼隆明『熊本県の歴史』(山川出版社)229 - 230頁
- ^ a b c d 「天草崩れ」『日本大百科全書（ニッポニカ）』（コトバンク）
- ^ a b c 「天草崩れ」『世界大百科事典』平凡社（コトバンク）
- ^ 鶴田倉造『天草島原の乱とその前後』熊本県上天草市、上天草市史編纂委員会編、2005年、p235-240
- ^ 井上光貞『年表日本歴史 4 安土桃山・江戸前期』筑摩書房、1984年、p106-107
- ^ 天草郡記録
- ^ 万治元戌年より延享三年迄の人高覚
- ^ 高浜村「村鑑」122298人
- ^ 『天草郡総人高帳』141588人
- ^ a b c d e f g h i j 『キリシタン』「天草崩れ」 H・チーリスク監修 太田淑子編 東京堂出版 （同書267- 268頁）。
- ^ a b c d e f g h i j 『潜伏キリシタン』「天草崩れ」大橋幸泰 講談社選書メチエ（同書71 - 74頁）。
- ^ 「天草崩れ」『ブリタニカ国際百科事典』ブリタニカ・ジャパン（コトバンク）
- ^ 就任時は友三郎を名乗っていた。
- ^ a b c d 『潜伏キリシタン』「今富村村方騒動に見る天草の生活共同体」大橋幸泰著 講談社選書メチエ（同書168 - 171頁）。
- ^ a b 『キリシタン』「潜伏キリシタンと村社会」 H・チーリスク監修 太田淑子編 東京堂出版 （同書248 - 249頁）。
- ^ 『潜伏キリシタン』 「潜伏キリシタンは百姓であった」 大橋幸泰著 講談社選書メチエ（同書 165-166頁）。
- ^ 『長崎の教会』 文：吉田さらさ JTBパブリッシング 78頁。
- ^ 『長崎の教会』 文：吉田さらさ JTBパブリッシング 79頁。
- ^ 『長崎と天草の教会を旅して 教会のある集落とキリシタン史跡』「崎津諏訪神社と教会」 繁延あづさ著 マイナビ出版 （同書124頁）。
- ^ 銭一文をデイウス様とかアンメンゼンス丸ヤ殿、大黒天をサンタ丸ヤ、西行法師の人形をクルキ様、目貫をジュワン様、丸鏡をマルヤ様などと名付けて拝んでいた。
- ^ a b c d e 『カクレキリシタンの実像 日本人のキリスト教理解と受容』 「六 天草の潜伏キリシタンと呪物崇拝」宮崎賢太郎 吉川弘文館（同書48 - 51頁）。
- ^ 『潜伏キリシタン』 「天草崩れに見る天草の生活共同体」 大橋幸泰著 講談社選書メチエ （同書166 - 168頁）。
- ^ 『キリシタン』「潜伏キリシタンと幕藩権力」東京堂出版 （同書246 - 248頁）。
- ^ 『天草古切支丹資料』。
- ^ a b c 『潜伏キリシタン』「潜伏キリシタンのコンフラリア」大橋幸泰著 講談社選書メチエ（同書161 - 164頁）。
- ^ a b c d 『潜伏キリシタン』「「薬喰」としての牛肉食とキリシタン」大橋幸泰著 講談社選書メチエ（同書88 - 90頁）。
- ^ 『牛肉一件吟味日記』など関連史料（天草郡高浜村上田家文書）。
- ^ a b c d 『キリシタン』「今富村村方騒動」 H・チーリスク監修 太田淑子編 東京堂出版 （同書267- 268頁）。
- ^ 以下は、高浜村庄屋上田家文書の関連史料より。
- ^ 演五右衛門の後継者である息子の友之丞が幼少だったため、文政3年（1820年）まで引き続いて演五右衛門が庄屋を続けた。
- ^ a b 『潜伏キリシタン』「庄屋糾弾の村社会の論理」大橋幸泰著 講談社選書メチエ（同書171 - 175頁）。
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