大王廟の悲鳴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/13 05:01 UTC 版)
「修道女フィデルマの叡智」の記事における「大王廟の悲鳴」の解説
(だいおうびょうのひめい)、A Screen from the Sepulchre 古い言い伝えで、死者の霊が一晩だけ戻って来られると言われる万聖節の宵。歴代の大王が眠る霊廟の見回りをしていた衛兵のトゥレサックは、邪教を崇拝していたと伝わる王の墓の中から何者かの悲鳴を聞く。上官は当初取り合ってくれなかったが、上官も声を聞き異状を察知、コルマーン修道院長に墓を開ける許可を求める。 タラの〈大集会〉に参加するために3年ぶりに都を訪れ、コルマーン修道院長と挨拶をしていたフィデルマは現場に同行し、複数の衛兵の証言を重く見て、墓を開けるのを渋るコルマーンと管理人のギャラヴを促す。1500年ぶりに封印が解かれ開けられた墳墓の内部には、ごく最近死んだと思われる男の死体が転がっていた。遺体は、アイルランドで学識ある裁判官として知られるフィアクだった。 コルマーン タラの大修道院長。「大王の剣」事件以来、フィデルマを信頼している。 トゥレサック 大王宮の護衛兵。 イレール 大王護衛隊の隊長。 ギャラヴ 大王宮の墓所の管理人。 フィアク アルドガールのブレホンの長。学識ある裁判官の一人として名を知られていたが、今回の〈大集会〉で誤審の審問会にかけられる予定だった。 エトゥロムマ フィアクの妻。18歳。経済的に安定した生活を求めての、愛のない結婚だった。
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