基地村
英語:Base Community
拠点として設けられた群落のこと。日本では、いわゆる米軍慰安婦の生活拠点として在韓米軍基地周辺に設けられた集落・キャンプを指すことが多い。
朝鮮戦争の勃発に伴い韓国では全国60ヵ所あまりに基地村が設置されたと言われている。基地村は韓国政府が管理に携わっていたとされ、その事実を示す文書(「基地村浄化対策」)も見つかっている。
2013年11月、基地村で米軍慰安婦をしていた女性らが韓国政府を相手取り提訴する準備をしていると報じた。2014年6月には、元・米軍慰安婦と名乗る韓国人女性122名が集団提訴を行ったと報じられている。
関連サイト:
‘基地村女性管理’朴正熙 親筆署名文書 公開 - ハンギョレ 2013年11月6日
韓国で元「米軍慰安婦」122人が国に賠償求め集団提訴 政府の厳しい管理下で「人権侵害」 - MSN産経ニュース 2014年6月25日
基地村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 05:39 UTC 版)
基地村(きちそん、朝鮮語: 기지촌、キジチョン、英語: kijichon、camptown)は、大韓民国の在韓米軍基地の近傍にあって、基地の米兵たちに飲食や性的サービスなどを提供する施設が集積している場所を指す表現。基地の近傍にあっても、そのような施設のない純然たる農村などは基地村とは呼ばれない。ソウル特別市の一部に入っている梨泰院のように、大都市圏内の基地付近の地区を意味する場合もあるが、一般的には、非都市部の地域、特に非武装地帯近くに数多くある。
- ^ Höhn & Moon, p. 58.
- ^ Katharine(1999), p. 310–327.
- ^ Höhn & Moon, p. 19.
- ^ a b (李 2011, p. 210)
- ^ Katharine(1999), p. 312.
- ^ Katharine(1999), p. 313.
- ^ Höhn & Moon, p. 23.
- ^ Höhn & Moon, p. 22.
- ^ 李 2011, p. 213-215.
- ^ a b 李 2011, p. 215-216
- ^ 李 2011, p. 216.
- ^ 徐玉子「性産業に携わる外国人女性たちの表象とエイジェンシー : 在韓米軍基地村のフィリピン人女性「エンターテイナー」の事例から」『コンタクト・ゾーン』第2巻、京都大学人文科学研究所人文学国際研究センター、2008年3月、71-88頁、CRID 1050845760705306240、hdl:2433/177212、NAID 120005307110。
- ^ 徐玉子「感情の剥き出しが織りなす関係性」『日本文化人類学会研究大会発表要旨集』第2012巻、日本文化人類学会、2012年、68-68頁、CRID 1390001205712599808、doi:10.14890/jasca.2012.0.68.0、ISSN 2189-7964、NAID 130005050457。
基地村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:54 UTC 版)
大規模な陸軍の駐屯地こと基地村は、主に北朝鮮と南朝鮮の間にある非武装地帯(DMZ)の近くに位置している。 最も人気のある基地村は平沢市、坡州市、東豆川市、議政府市であり、これらは主要なアメリカ陸軍基地の近くで開発が行われた。基地村はアメリカ軍の駐屯基地に隣接しており、アメリカ人と韓国人住民が混在している。これらの町はアメリカ軍人の便益に役立つ事業と娯楽で成り立っている。売春宿、バー、クラブ、これらの休息・慰労施設がアメリカ兵士に基地村女性を提供していた。基地村には、理髪店、質屋、コンビニエンスストア、などの他の事業も含まれている。駐屯地街は基地村での夜遊びにやって来る客足のみに頼っている。
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