第五種補給品とは? わかりやすく解説

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第五種補給品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/05 18:47 UTC 版)

第五種補給品(だいごしゅほきゅうひん、朝鮮語: 제5종 보급품)とは、朝鮮戦争時に韓国軍を中心に在韓国連軍を相手にするために支給された韓国人女性・戦争開始時点又は奪還後の北朝鮮支配地域にいて確保された女性のこと。1950年代に韓国陸軍本部によって出版された『後方戦史』(후방전사)の人事編では韓国軍によってドラム缶のような形の鉄製の桶に一人ずつ押し込めてトラックで移送して回り、自陣営兵士のために送り込まれたと記載されている[1][2][3][4][5]。朝鮮戦争後、在韓米軍撤退阻止とドル通貨稼ぎのために形を変え、韓国政府と傘下の地方自治体の管理する基地村で働かせる売春婦らとして、「慰安婦」と呼称変更された。しかし、1990年代の朝日新聞の慰安婦報道を受けた対日批判に不利となると判断した韓国官民で「基地村女性」と名称変更され、民主化後も基地村廃止まで存続した。被害女性・研究者は口では「女性の人権」を主張している韓国官民・世論・マスコミが日本批判に不利になることで彼女らを無視していることへの矛盾と二重規範を告発している[6][7][8][9][10]


  1. ^ http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/412748/
  2. ^ http://ironna.jp/theme/272
  3. ^ http://www.sankei.com/column/news/151121/clm1511.tml.
  4. ^ a b http://news.livedoor.com/article/detail/9532191/
  5. ^ 李榮薫著 永島広紀訳 (2009-02). 大韓民国の物語. 文藝春秋. pp. 156-158. ISBN 4163703101 
  6. ^ a b [1]
  7. ^ a b [2] 「基地村で働く女性たちの性感染症管理を主目的とする基地村浄化対策事業。
  8. ^ a b c  米軍慰安婦が韓国政府の管理下に置かれ、売春に従事させられていたことは当時の報道や公的資料からも明らかだ。たとえば、1962年9月10日付の『京郷新聞』は、京畿道知事の朴昌源氏が在韓米軍のヒュー・P・ハリス中将らと「米韓親善委員会」を催したことを報じ、安婦が韓国政府の管理下に置かれ、売春に従事させられていたことは当時の報道や公的資料からも明らかだ。たとえば、1962年9月10日付の『京郷新聞』は、京畿道知事の朴昌源氏が在韓米軍のヒュー・P・ハリス中将らと「米韓親善委員会」を催したことを報じ、~80年代に基地村で働いた性売買女性のかなり多くが、人身売買されて来た未成年者であって、国家はそれを放置していた。基地村一帯を特別区域に指定して、その地の米軍人に限って性売買を許容した。甚だしくは女性たちを「慰安婦」と呼称して「ドルを稼ぐ愛国者」と言うなど精神教育を行った。性病にかかった女性は収容所に閉じこめて強制的に治療した。国民の人権は眼中になく、米軍の性的欲求を安全に満たしてやることにのみ国家は集中した。」「-90年代以後、いつの間にかに慰安婦という用語は日本軍慰安婦被害者を指す用語としてのみ使われ、基地村女性は慰安婦と呼ばなくなった。
  9. ^ a b c [3]食母(女中)の仕事’紹介してやると言うのでついて行ったら基地村「余りにくやしくて死にたいくらいです。 私のようにそこへ人身売買されて行った人はとてもたくさんいます。 職業紹介所で食母の仕事を紹介してやると言われてついて行ったり、ご飯を食べさせてやると言ってついて行ったり、行ってみると基地村だった場合がとても多くありました。 米軍慰安婦になることが分かっていれば、誰がそこについて行くでしょうか。 日本軍慰安婦も人身売買されて行った人が多いと聞きました。 日本軍慰安婦は被害者として認定するのに、なぜ米軍慰安婦被害者は国家が目を瞑っているのですか。 」
  10. ^ a b [4] 「人身売買されて基地村に来ることになった幼い女の子が、基地村を脱出しようと警察を訪ねて行っても、国家は助けてくれなかったと彼女たちは証言している。 また、国家は‘米軍にサービスをすれば国が豊かに暮らせるようになる’という精神教育も定期的に行ったという証言も出ている。 基地村女性たちは自らを‘米軍慰安婦’と呼ぶ。 実際、1990年代初めまで政府と言論はこれら基地村女性たちを慰安婦女性と呼んでいた。 その後、韓国社会で日本軍慰安婦問題が本格的に提起され、慰安婦という用語は‘日本軍慰安婦’被害女性に限定して使われている。」
  11. ^ “【歴史戦】「韓国軍が慰安所設置」 ベトナム戦争時 米公文書に記述”. 産経ニュース. (2015年3月29日). https://www.sankei.com/article/20150329-EJPT6R6SMFIYDBPZ2LUE4MHVSI/ 2016年12月4日閲覧。 
  12. ^ 韓国政府記録や地方条例など「慰安婦」が正式な呼称だった。李承晩政権に1957年に制定された‘伝染病予防法施行令'第4条「慰安婦」は、朴正煕政権による1969年の改正法律でも継続使用、1977年の改正時には法律から「慰安婦」の文字は削除された。しかし、1990年代初期まで韓国の保健所職員、警察、郡庁公務員たちは「米軍基地村で売春している女性たち」を「韓国男性に売春している韓国人女性」とは区別して「慰安婦」と呼んでいた
  13. ^ 韓国が曖昧にしてきた米軍慰安婦の存在 徐々に明らかに”. ライブドアニュース. 2021年2月22日閲覧。
  14. ^ "손해배상[대법원 1966.10.18, 선고, 66다1635,1636, 판결](損害賠償[大法院1966.10.18宣告, 66ダ1635, 1636判決])", 大韓民国法制処国家法令情報センター.


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