坂道発進補助装置
MT車が登坂路で発進するとき、クラッチ操作ミスなどで車両が後退するのを防止する装置。登坂路でクラッチとブレーキペダルを踏んで車両が停止すると、
クラッチペダルを踏んでいる間、プレッシャーホールドバルブ(PHV)が働き、ブレーキペダルから足を離しでも液圧が保持され、ブレーキが効いたままの状態となる。発進時の半クラッチまでその状態を保持しつづけることで、煩わしい坂道発進の操作手順が不要となる。信号待ちゃ渋滞などでブレーキを踏みつづける必要がないためドライバーの疲労は軽減する。各社によってそれぞれ名称が付けられ、HSA(ヒル・スタート・エイド)、いすゞ・EHS(イージ・ヒル・スタート)、日産ディーゼル・ESスタート(イージ・スムーズ・スタート)、日野・EZGO(坂道発進補助装置、駐車補助装置)、三菱ふそう。また、EZGOは、パーキングブレーキの引き不足で車両が一定以上移動するとホイールブレーキが作動して車両停止する、駐車補助装置を兼ね備えたものである。
坂道発進補助装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 02:06 UTC 版)
坂道発進補助装置(さかみちはっしんほじょそうち)は、坂道発進時に運転手が犯しやすい、車両の後退を抑制するシステムである。
- ^ “ホンダ、エンジン開発に元F1チームも関わった新型軽ワゴン「N BOX」”. Car watch. (2011年11月30日)
- 1 坂道発進補助装置とは
- 2 坂道発進補助装置の概要
- 3 鉄道車両の坂道発進補助装置
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